2021年10月24日日曜日

第18回ショパン国際コンクール!

 今年は 反田恭平(そりたきょうへい)、 小林愛美(こばやしあいみ)、角野隼斗(すみのはやと)、 牛田智大(うしだともはる)、といった錚々たる顔ぶれが勢揃いしていたので、7月下旬の予備予選から You Tube で拝見していました。

予備予選では、反田さんの演奏にとくに感銘を受けるとともに、これまで知らなかった 進藤実優(しんどうみゆ)さんの演奏に心を動かされました。

10月の1次予選では、反田さんの気迫に圧倒されるとともに、これまで注目して来なかった 古海行子(ふるみやすこ)さんの演奏に強く惹き込まれました。

2次予選では、牛田さん、小林さん、角野さんの演奏にとくに感銘を受けました。とくに小林さんの音楽家としての深化が著しく、今後はもっと注目しなければと思いました。You Tube の動画で知るようになった角野さんも、2次予選でようやく本来の個性が出し切れているように感じました。

3次予選では、進藤さんの繊細さ、角野さんの斬新さ、小林さんの情念に感動し、迎えたファイナルは、反田さんの圧倒的な演奏に心を奪われました。反田さんは、ここ数年のコンサートでの場数が違うのか、オケの方々と自然なやりとりが出来ていて、滅多に聴けない 完成度の高い名演だったと思います。

日本に居ながらにして心はポーランドへ。充実した秋の一時を過ごせたので、感想を記してみました。仕事の終わった夜更けに、日本人の気になる方にしぼって聴いただけなので、聴きそびれた方々の演奏はこれからじっくり聴き返すつもりです。