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2011年12月24日土曜日

グリュミオー&ハスキルのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8・9・10番


CD-3
ベートーヴェン

ヴァイオリン・ソナタ 第8番ト長調 作品30の3
同 第9番イ長調 作品47「クロイツェル」
同 第10番ト長調 作品96

アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)
クララ・ハスキル(ピアノ)

録音:1956年9月(第8番)、
1957年9月(第9番)、
1956年12月(第10番)ウィーン

【BRILLIANT CLASSICS 93329】



グリュミオーとハスキルによる
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集、
3枚目です。

「クロイツェル・ソナタ」も良いのですが、
とくに他の第8番、第10番がすばらしいです。

この2曲はあまり聴く機会がないこともあり、
なかなか感動する演奏には出会えないのですが、

こうした演奏に接すれば、
十分に聴き映えもして、名曲だと思えます。

あまりどろどろしていない、
吹き抜ける風のような清々しさと、
凛とした真の強さをあわせ持った、美しいベートーヴェンです。


これまでさほど良いとは思えなかった
曲の魅力に気がつけて、とても得をした気分です。
この全集はまた折に触れて、聴き返していきます。

2011年10月21日金曜日

グリュミオー&ハスキルのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5・6・7番


CD-2
ベートーヴェン
ヴァイオリン・ソナタ 第5番 へ長調 作品24「春」
 同 第6番 イ長調 作品30の1
 同 第7番 ハ短調 作品30の2

アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)
クララ・ハスキル(ピアノ)

録音:1957年1月(第5番)、
   1957年9月(第6番)、
   1956年12月(第7番)ウィーン

【BRILLIANT CLASSICS 93329】



グリュミオーさんとハスキルさんによる
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集、
2枚目です。

有名なスプリング・ソナタ(第5番)を筆頭に、
あまり演奏される機会のない第6・7番を収めてあります。


涼やかな風が吹き抜けてゆくような、
思わずハッとさせられる、凛とした美しさをもった演奏です。

すっきりとした切れ味のよい、
しかし絹のような目の細やかさをもった
ヴァイオリンの音色に、
素朴で味わい深い上品なピアノの伴奏が
絶妙にからみ合って、

室内楽を聴く醍醐味を味あわせてくれます。

第5番が良いのは当然のこととして、
第6・7番も、恐らくはじめて、
十分納得できる演奏に出会えました。

アンサンブル重視で
ここまで練られた演奏で聴けば、
第5・9番以外の曲も、なかなか良くできていると思えます。


おそらくヘッツェルさんが無事に
ベートーヴェンのソナタに取り組めていたなら、
こんな感じの演奏になっていたのではないでしょうか。


もうすぐグリュミオーさんの録音が
まとめて再販売されるようなので、
まずどれか一枚買ってみて、
よい音質であれば、

いろいろ買い揃えようかと思っております。

2011年9月23日金曜日

グリュミオー&ハスキルのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1・2・3・4番



CD-1
ベートーヴェン
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 作品12の1
同 第2番 イ長調 作品12の2
同 第3番 変ホ長調 作品12の3
同 第4番 イ短調 作品23

アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)
Arthur Grumiaux, violin
クララ・ハスキル(ピアノ)
Clara Haskil, piano

録音:1956年9月(第2・3番)、1957年4月(第1・4番)、ウィーン

【BRILLIANT CLASSICS 93329】


3枚組の全集ですが、
1枚ずつ聴いていきます。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、
第5と第9を除けば、それほど聴く機会がなく、
またなかなか、その良さをしみじみ感じ取れる、
絶妙なバランスの演奏には出会わないものです。

まだいろいろ聴いていないCDもあるのですが、

今のところ一番満足しているのは、
グリュミオーとハスキルのコンビによる全集です。


BRILLIANTで復刻されたのが良いです。


元々ピアノもヴァイオリンも、
これみよがしなところがない方々なので、
霧がかかったような復刻だと、心に届いてくるものが少なくなり過ぎて、楽しめません。

以前に日本で1枚1000円で発売された版は、
今ひとつの復刻で残念な思いをしました。

BRILLIANTの復刻は、
値段が安かったことから試しに買ってみたのですが、
全然別人が弾いているように感じます。

あとほんの少し、
ハスキルのピアノが前に出てくると言うことなしですが、
これは元々そのように録音されているのかもしれません。

ここぞというところでは、
ピアノもかゆいところに手が届いてくるので、問題はないです。

ヴァイオリンがほんの少し前に出つつ、
全体として室内楽らしい絶妙の調和を保った演奏で、
第1~4番の魅力を存分に引き出しています。

私はこの演奏で、はじめて良い曲なんだな、と実感できました。

グリュミオーのヴァイオリン、
清新さに凛とした上品さが備わった繊細なものなので、
かなり丁寧な復刻をするようにしないと、
その良さが伝わりにくいように感じました。

BRILLIANTさんの手で、
ぜひ同じコンビのモーツァルトを復刻していただきたいです。
これもまた、現在満足できるCDが見当たらない、
残念な状況です。