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2014年5月2日金曜日

ルイサダのショパン:マズルカ集(全41曲 2008年録音)

チュニジア出身のピアニスト
ジャン=マルク・ルイサダ(1958.6-)が、
50歳の時(2008.10)に録音した

ポーランドの作曲家
フレデリック・ショパン(1810.3-1849.10)の
マズルカ集(41曲)を聴きました。


フレデリック・ショパン
41のマズルカ

Disc1
4つのマズルカ 作品6【1833年出版】※23歳
 第1番 嬰ヘ短調 作品6-1
 第2番 嬰ハ短調 作品6-2
 第3番  ホ長調  作品6-3
 第4番 変ホ短調 作品6-4

5つのマズルカ 作品7【1833年出版】
 第5番 変ロ長調 作品7-1
 第6番  イ短調  作品7-2
 第7番  ヘ短調  作品7-3
 第8番 変イ長調 作品7-4
 第9番  ハ長調  作品7-5

4つのマズルカ 作品17【1834年出版】※24歳
 第10番 変ロ長調 作品17-1
 第11番  ホ短調  作品17-2
 第12番 変イ長調 作品17-3
 第13番  イ短調  作品17-4

4つのマズルカ 作品24【1836年出版】※26歳
 第14番  ト短調  作品24-1
 第15番  ハ長調  作品24-2
 第16番 変イ長調 作品24-3
 第17番 変ロ短調 作品24-4

4つのマズルカ 作品30【1837年出版】※27歳
 第18番  ハ短調  作品30-1
 第19番  ロ短調  作品30-2
 第20番 変ニ長調 作品30-3
 第21番 嬰ハ短調 作品30-4

Disc2
4つのマズルカ 作品33【1838年出版】※28歳
 第22番 嬰ト短調 作品33-1
 第23番  ニ長調  作品33-2
 第24番  ハ長調  作品33-3
 第25番  ロ短調  作品33-4

4つのマズルカ 作品41【1840年出版】※30歳
 第27番  ホ短調 作品41-2
 第28番  ロ短調 作品41-3
 第29番 変イ長調 作品41-4
 第26番 嬰ハ短調 作品41-1

3つのマズルカ 作品50【1842年出版】※32歳
 第30番  ト長調  作品50-1
 第31番 変イ長調 作品50-2
 第32番 嬰ハ短調 作品50-3

3つのマズルカ 作品56【1844年出版】※34歳
 第33番 ロ長調 作品56-1
 第34番 ハ長調 作品56-2
 第35番 ハ短調 作品56-3

3つのマズルカ 作品59【1845年出版】※35歳
 第36番  イ短調  作品59-1
 第37番 変イ長調 作品59-2
 第38番 嬰ヘ短調 作品59-3

3つのマズルカ 作品63【1847年出版】※37歳
 第39番  ロ長調  作品63-1
 第40番  ヘ短調  作品63-2
 第41番 嬰ハ短調 作品63-3

ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)

録音:2008年10月20-23日、軽井沢 大賀ホール
【SONY MUSIC 8-86976-86922】


マズルカ集は、
数分で終わる小品が40数曲も続いていくので、

続けて聴いていると
だんだん何番が演奏されているのか
わからなくなってしまいますので、

まだ曲の全体像が良くつかめていません。


ルイサダのCDは、
彼独特の解釈がそこら中に聴かれて、

オーソドックスなマズルカ集とは
ずいぶん違っているのですが、

50歳を過ぎての2度目の録音だからか、
程良くこなれていて不思議と違和感がなく、

楽しみながら飽きずに、
全体を聴き通すことができました。

楽譜をこねくり回した挙句、
程々のところに落ちついた演奏といえるでしょうか。

マズルカの伝統的なリズムに則った演奏
とも違っているように感じます。

あえて言うなら、
フランス風の自由なショパン?


誰にでも受け入れられやすい
普遍的なショパンとは違いますが、

聴いてみると
意外にあっさりした印象で、
おもしろく全曲を聴き通せるので、

たまに取り出して繰り返し聴いているCDです。


ルイサダは32-33歳の時(1990-91)にも
マズルカ集(全49曲)を録音しているので、
いずれそちらも聴いてみたいと思っています。


※Wikipediaの「ジャン=マルク・ルイサダ」「フレデリック・ショパン」「マズルカ(ショパン)」を参照。

2014年1月31日金曜日

ルイサダのショパン:17のワルツ(1990年録音)

チュニジア出身のピアニスト
ジャン=マルク・ルイサダ(1958.6-)が
32歳の時(1990年)に録音した

ポーランドの作曲家
フレデリック・ショパン(1810.3-1839.10)の
ワルツ集を聴きました。


フレデリック・ショパン(1810-1849)
17のワルツ

 1)《華麗なる大円舞曲》変ホ長調 作品18
 2)《華麗なる円舞曲》変イ長調 作品34の1
 3)《華麗なる円舞曲》 イ短調  作品34の2
 4)《華麗なる円舞曲》 ヘ長調  作品34の3
 5) ワルツ 変イ長調 作品42
 6)《子犬のワルツ》変ニ長調 作品64の1
 7) ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2
 8) ワルツ 変イ長調 作品64の3
 9)《別れのワルツ》変イ長調 作品69の1【遺作】
10) ワルツ  ロ短調  作品69の2【遺作】
11) ワルツ 変ト長調 作品70の1【遺作】
12) ワルツ  ヘ短調  作品70の2【遺作】
13) ワルツ 変ニ長調 作品70の3【遺作】
14) ワルツ  ホ短調 【遺作】
   ***
15) ワルツ 変イ長調【遺作】
16) ワルツ  ホ長調 【遺作】
17) ワルツ 変ホ長調【遺作】

ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)
録音:1990年6月、ハンブルク
【POCG-50073】


ショパンのワルツ集は、

偶然なのでしょうが、
1番から14番まで一連の曲を聴くようで、
通して聴くことが多いです。

ルイサダのCDは、
発売当時に手に入れて繰り返し聴きました。
しばらく遠ざかっていたので、
正月に聴き直してみました。


以前に聴いていた時は、
あまりに個性的な解釈に落ちつかない感じがして、
繰り返し聴いた割には、それほど好きになれなかったのですが、

今回はだいぶ印象が変わりました。


やはりまだ若い印象もありますし、
ここまでテンポを揺らす必要はない、
とも思うのですが、

私も40を過ぎて許容範囲が広がったのか、
これくらいなら有りでしょう、と思えるようになりました。

実際これだけルバートかけまくりなのに、
全体としての品位を欠いていないのは、ルイサダの音楽性の勝利でしょう。

30代はじめの段階で、
練りに練った自分の解釈として、
このように表現せざるを得なかった気持ちは
よくわかりますし、

楽譜に忠実なだけの無味乾燥な演奏を聴くのなら、
これくらい個性的なほうが私は好きです。


マズルカも再録音で、
より普遍性のある優れた演奏に変わっていたので、

ワルツもそろそろ再録音されたら、
誰が聴いても納得せざるを得ない
究極の名演が生まれるのではないかと思いました。