去る5月1日、名古屋市東区にある愛知県美術館まで、スペインを代表する芸術家 ジュアン・ミロ(Joan Miró, 1893年4月20日~1983年12月25日)の20年ぶりの回顧展「開館30周年記念 ミロ展 日本を夢みて」を観に行って来ました。
「20年ぶり」とあるのが気になったので調べてみると、愛知県美術館で「20年ぶり」にという意味で、今から20年前(2002年 10/4-12/1)に、愛知県美術館で「開館10周年記念 ミロ展 1918―1945」が開催されていました。
10年前(2012年 7/21-9/23)には、高知県立美術館で「ミロ展 ピカソ、ダリと並ぶスペイン近代絵画の巨匠」が開催され、「1928年に発表された初めての版画作品である『一羽の小さなカササギがいた』をはじめ」「ミロが生涯にわたって制作した膨大な版画作品から代表作145点」が紹介されていますし、
昨年(2021年 1/9-2/28)にも、山梨県の南アルプス市立美術館で「開館30周年記念 ジョアン・ミロ展」が開催され、「ミロの第1作目の作品《一羽の小さなカササギがいた》を含み、初期から晩年までを網羅した」146点が紹介されていました。
今回の「ミロ展 日本を夢みて」では、当日の出品目録をみると、全140点中71点がミロの作品で、初心者向けにミロの代表作を紹介する、というよりは、ミロと日本との関係を詳しく明らかにすることに照準を合わせた展示になっていました。
とりあえず好きな画風であること、日本に深い親しみを抱いていた方であることは確認できたので、これをきっかけに、ミロが生涯にどのような作品を残したのか、より深く知りたくなりました。ミロの手ごろな入門書を探してみたところ、次の1冊が見つかりました。
松田健児・副田一穂著
『もっと知りたいミロ 生涯と作品』
(東京美術[アート・ビギナーズ・コレクション]2022年2月◆80頁)
近々購入し、手元に置いておこうと思います。