2023年1月8日日曜日

ジミー大西 画業30年記念作品展「POP OUT」(JR名古屋高島屋)

 去る正月二日(月)、ジェイアール名古屋タカシマヤまで、ジミー大西 画業30周年記念作品展「POP OUT」を見に行って来ました。テレビで時折見かけるユニークな画風が、以前から気になっていました。実物を見るよい機会と思い、正月休みを利用して名駅に足を運びました。

 様々な生き物をモチーフにした、色彩感豊かな作品がズラリと並んでいて、予想の3倍増しで楽しめました。ピカソやミロなどスペインを思わせる画風ですが、見る人を突き放すような冷たいところは微塵もなく、ずっと親しみやすい印象を受けました。独特のユーモアを感じさせる、明るく暖かな色合いに、心穏やかなひと時を過ごすことができました。

 立派な『Jimmy Onishi ART WORKS 1993-2022 ―ジミー大西・画業30年記念作品集―』(ヨシモトブックス、2022年4月)が発売されていたので購入しました。今後の展開が楽しみな画家が一人増えました。まだまだもっと凄い作品が生み出せる方のように感じました。



2022年12月3日土曜日

特別展「クマのプーさん」展(名古屋市美術館)

去る11月27日、名古屋市中区栄にある名古屋市美術館に、特別展「クマのプーさん」展を観に行って来ました。(10月8日(土)からこの日まで開催。もう一箇所、7月16日から10月2日まで 東京のPLAY!MUSEUM〔東京都立川市〕でも開催。)最終日の終了1時間前に入ったのですが、さすがプーさん、まだまだぎっしりの人集りでした。残り30分を過ぎ ようやく空いてきたので、急ぎ足で一気に目に焼きつけて来ました。

プーさんの著者A.A.ミルン(Alan Alexander Milne, 1882-1/18~1956-1/31)氏よりも、その挿絵を描いたE.H.シェパード(Ernest Howard Shepard, 1879-12/10~1976-3/24)に焦点を当てた展示でしたので、事前に取り急ぎ、森絵都(もりえと)訳で『クマのプー』と『プー通りの家』を読んでおいて正解でした。ああ、あの話のことかと思い当たる絵がたくさん。森訳の挿絵は村上勉(むらかみつとむ)氏ですが、かえって新鮮な気持ちで、シェパードの絵を眺めることができました。プーさん本来の世界感をつかむ上で、とても良い機会になりました。

個人的には、石井桃子(いしいももこ)氏の翻訳された『熊のプーさん』初版本(1940年)が見られたのは収穫。できれば中も見てみたかったのですが、ケース内に表紙が見えるように1冊置かれているだけだったので、かなわず。いずれ古本で手に入れましょう。

最後に図録をと思ったら、布クロスの上製本だからか、通常よりかなり割高。(少し悩んで購入。後で調べてみると、珍しくAmazonでも手に入る!)


安達まみ(監修)
『E・H・シェパード
 クマのプーさん展公式図録 百町森のうた』
(ブルーシープ株式会社、2022年9月)

同書の凡例に、「展覧会はアメリカ・マサチューセッツ州のエリック・カール絵本美術館との共同企画で、本図録に掲載されている展覧会の出品作品は同美術館にアーカイブされている。」とありました。


2022年10月17日月曜日

「吉村芳生展 超絶技巧を超えて」(松坂屋美術館)

 去る十月十六日、名古屋市中区にある松坂屋美術館まで、山口県出身の画家吉村芳生(よしむらよしお 1950年7月~2013年12月)氏の回顧展「吉村芳生展 超絶技巧を超えて」を観に行ってきました。まったく存じ上げていなかったのですが、秋に面白そうな展覧会はないか探しているうちに、ホームページ上に掲げられていた藤の花の印象的な写実画に惹き込まれ、行ってみることにしました。

色鉛筆で描いた美しい花の絵は後半3分の1くらいで、あとの3分の2は鉛筆で描いたモノクロの「ありふれた風景」画と「自画像」の数々。回顧展なので、吉村氏の人生を語る上で避けられない構成だったのでしょうが、一素人がみて感動するのは「百花繚乱」と題して集められた写実的な花の数々のほう。花の絵だけを集めた展覧会ならまた見てみたいなと思いました。

インターネットで調べてみると、時折そんな機会もあるようなので、忘れないように心に留めておこうと思います。