山田一雄(1912年10月-1991年8月)の指揮する
NHK交響楽団の演奏で、
オーストリアの作曲家
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756年1月-1791年12月)の
交響曲第38番と第41番を聴きました。
指揮者72歳と78歳の時(1985年2月&1990年11月)のライブ録音です。
N響創立90周年シリーズ
Disc2
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
①交響曲第38番ニ長調K.504《プラハ》
②交響曲第41番ハ長調K.551《ジュピター》
山田一雄(指揮)
NHK交響楽団
録音:1985年2月13日(①)、1991年11月26日
【KKC2104/05】2016年10月発売
交響曲第38番《プラハ》は、
モーツァルトが30歳の時、1786年12月に完成。
交響曲第41番《ジュピター》は、
32歳の時、1788年8月に完成されました。
《プラハ》は今回初めて聴きました。
先月取り上げたマラ5と同じ日の演奏です。
マラ5と同じ編成で演奏したのではないかと思われる
分厚い弦の響きが印象的でした。
そのこと自体は悪くないのですが、
全体的におっとりのんびりした感じのあまり特徴のない演奏で、
さほど感銘は受けませんでした。
さほど感銘は受けませんでした。
マラ5のほうに集中して、
リハーサルの時間が取れなかったのかもしれません。
名演は《ジュピター》のほうで、
テレビで何度も放映されたのをビデオ録画して、
テープが劣化するまで繰り返し観た記憶があります。
昔の記憶と比べると、弦が多少うすく聴こえ、
細部のつめの甘さが気になるところもあるのですが、
全体として《ジュピター》はこうでなければ!
と思わせられる理想的な名演で、
透明だけれども強い生命力にあふれた
モーツァルトの特別な音楽を満喫することが出来ました。
若い頃の刷り込みがあるので、
その点差し引いていただいて結構ですが、
その点差し引いていただいて結構ですが、
個人的には《ジュピター》で、
これを超える演奏にはまだ出会えていません。
これを超える演奏にはまだ出会えていません。
《ジュピター》を演奏した日には、
他にもモーツァルトの作品ばかり取り上げているはずなので、
そちらの演奏のみをCDでまとめても良かったように思いました。
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