エリアフ・インバル(Eliahu Inbal, 1936年2月- )の指揮する
ドイツのオーケストラ
フランクフルト放送交響楽団
(2005年にhr交響楽団に改称)の演奏で、
オーストリア帝国の作曲家
グスタフ・マーラー(1860.7-1911.5)の
交響曲第6番《悲劇的》を聴きました。
指揮者50歳の時(1986年4月)の録音です。
グスタフ・マーラー
交響曲第6番《悲劇的》
エリアフ・インバル指揮
フランクフルト放送交響楽団
録音:1986年4月24・26日、フランクフルト、アルテ・オーバー
【COCO-73280/1】2012年6月発売。
第6番《悲劇的》は
マーラー45歳の時(1906年5月)に初演された作品です。
音の良さに驚いた[Blu-spec CD]によるインバルのマーラー、
第7番《夜の歌》を先に聴いて、
楽譜を隅々まで余裕を持って鳴らした、
懐の深いスケールの大きな演奏に感動し、
第6番《悲劇的》も聴いてみることにしました。
CD2枚にわたる録音だったので、
ある程度予想できたのですが、
これまで自分が聴いてきた中では、
一番ゆっくりとしたテンポでした。
それでもクレンペラーのように間延びすることはなく、
聴いているうちに、
この曲に最もふさわしく思われる
程良いテンポ設定に思えて来て、
感動のうちに聴き終えることができました。
なおこの盤は[Blu-spec CD]ではない、
ふつうのCDもたまたま持っていたので、
そちらも聴いてみたのですが、
【COCO-70475-6】2003年3月発売
オケの音が、
かなり貧弱で無機質に響いてきて、
あまり楽しむことができませんでした。
[Blu-spec CD]を耳にする前であれば、
それほど不満はなかった可能性もありますが、
聴いてしまった後では全く別の演奏にすら聴こえてしまうので、
これから改めて購入される場合は、
ぜひ[Blu-spec CD]盤のほうをお薦めします。
2012年発売の[Blu-spec CD]で聴く限りは、
変な誇張もなく、遅めのテンポでじっくり聴かせる、
でも楽譜の範囲内では十分に熱い、
オーソドックスな名演といって良いと思います。
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