最新のライブ・アルバム『Billboard Live 2013』を聴きました。
動画でライブ映像を観て、
彼女の魅力にはまった者として、
ライブCDがあればいいなと思っていたところに
昨春(2014.3)発売され、気になっていた1枚です。
あまり知らない曲ばかりだったので、
購入すべきか迷っていたのですが、
買って大正解。
ライブならではの
生き生きとした音場感が素晴らしく、
無理のないのびやかな歌声が心地良く、
大人なジャズ・ボーカルのCDを聴いた印象で、
柴田さんの音楽にすっかり魅せられてしまいました。
スタジオ録音の音源は、
細部までていねいに表現しようとするあまり、
流れが滞り気味になることがあったのですが、
ライブでは全体の流れが良くなって、
自然なやさしい歌声で
穏やかなメロディが奏でられ、
仕事疲れに絶好な
癒やしの音楽になっていました。
柴田淳『 Billboard Live 2013 』
1) あなたの名前
2) 真夜中のチョコレート
3) メロディ
4) ひとり歩き
5) ハーブティー
6) 月光浴
7) 道
8) 月の窓
9) キャッチボール
10) 今夜、君の声が聞きたい
11) おやすみなさい。またあとで…
澤近泰輔(ピアノ)
坂田 学 (ドラム)
川村 竜 (ベース)
澤近立景(ギター)
柴田淳(ボーカル)
【Victor VICL-64140】2014年3月発売
このCDは、2013年11月に行われた
「Blue Note & Billboard Live Tour 2013」
11月2日(土)Blue Note Nagoya
11月9日(土)Blue Note Tokyo
11月14日(木)Billboard OSAKA
11月19日(火)Billboard TOKYO
より、Billboard Live の模様を音源化したものだそうです。
どの曲がどの日の演奏かまでは明記されていませんが、
恐らく14日と19日の公演を組み合わせたものかと思います。
すべて柴田淳さんのオリジナル曲です。
各曲の初出は次の通り。
1曲目「あなたの名前」は、
8th Album『僕たちの未来』(2011.8)に収録。
2曲目「真夜中のチョコレート」は
5th Album『月夜の雨』(2007.2)に収録。
3曲目「メロディ」は
6th Album『親愛なる君へ』(2008.6)に収録。
4曲目「ひとり歩き」は
3rd Album『ひとり』(2004.2)に収録。
5曲目「ハーブティー」は
8th Album『僕たちの未来』(2011.8)に収録。
6曲目「月光浴」は
3rd Single として発売後(2002.6)、
2nd Album『ため息』(2003.2)に収録。
7曲目「道」は
9th Album『あなとと見た夢 君のいない朝』(2013.3)に収録。
8曲目「月の窓」は、
2nd Album『ため息』(2003.2)に収録。
9曲目「キャッチボール」は、
9th Album『あなとと見た夢 君のいない朝』(2013.3)に収録。
10曲目「今夜、君の声が聞きたい」は、
3rd Album『ひとり』(2004.2)に収録。
11曲目「おやすみなさい。またあとで…」は、
8th Album『僕たちの未来』(2011.8)に収録。
アルバム順に並べなおすと次の通りです。
1st Album『オールトの雲』(2002.3)
→0曲
2nd Album『ため息』(2003.2)
→2曲「月光浴」「月の窓」
3rd Album『ひとり』(2004.2)
→2曲「ひとり歩き」「今夜、君の声が聞きたい」
4th Album『わたし』(2005.3)
→0曲
5th Album『月夜の雨』(2007.2)
→1曲「真夜中のチョコレート」
6th Album『親愛なる君へ』(2008.6)
→1曲「メロディ」
7th Album『ゴーストライター』(2009.11)
→0曲
8th Album『僕たちの未来』(2011.8)
→3曲「あなたの名前」「ハーブティー」「おやすみなさい。またあとで…」
9th Album『あなとと見た夢 君のいない朝』(2013.3)
→2曲「道」「キャッチボール」
『オールトの雲』と『わたし』と『ゴーストライター』をのぞいて、
幅広く6枚分のアルバムから取り上げているので、
ここからさらに、
それぞれのオリジナル・アルバムにさかのぼっていくのもありかなと思っています。
***
どの曲も聴き込むごとに
新たな魅力に気がつかされているところですが、
はじめのうちは、
アップテンポで大人な印象の「メロディ」と、
明るい色調のスロー・バラード、
「月の窓」と「おやすみなさい。またあとで…」
の3曲に吸い寄せられました。
最近は、
素朴な味わいの中に、
悟りの世界を描いた「道」、
さりげないメロディに、
深い歌詞を忍び込ませた「ひとり歩き」、
の2曲がいいなあと。
どの曲も、
若いころの研ナオコさんが歌ったら、
ぴったり合いそうでした。
男性なら鈴木雅之さんでしょうか。
いずれそんな機会もあるといいな。
大好きな歌手のかたでも、
いざアルバムを聴くとがっかりすることが多いので、
オリジナル曲がずらりと並んだアルバムで、
ここまで違和感なく聴き進められたのは記憶にありません。
まだ知らない曲がたくさんある状態ですので、
のんびりと聴き進めていこうと思います。
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