ジャン=マルク・ルイサダ(1958.6-)が、
50歳の時(2008.10)に録音した
ポーランドの作曲家
フレデリック・ショパン(1810.3-1849.10)の
マズルカ集(41曲)を聴きました。
フレデリック・ショパン
41のマズルカ
Disc1
4つのマズルカ 作品6【1833年出版】※23歳
第1番 嬰ヘ短調 作品6-1
第2番 嬰ハ短調 作品6-2
第3番 ホ長調 作品6-3
第4番 変ホ短調 作品6-4
5つのマズルカ 作品7【1833年出版】
第5番 変ロ長調 作品7-1
第6番 イ短調 作品7-2
第7番 ヘ短調 作品7-3
第8番 変イ長調 作品7-4
第9番 ハ長調 作品7-5
4つのマズルカ 作品17【1834年出版】※24歳
第10番 変ロ長調 作品17-1
第11番 ホ短調 作品17-2
第12番 変イ長調 作品17-3
第13番 イ短調 作品17-4
4つのマズルカ 作品24【1836年出版】※26歳
第14番 ト短調 作品24-1
第15番 ハ長調 作品24-2
第16番 変イ長調 作品24-3
第17番 変ロ短調 作品24-4
4つのマズルカ 作品30【1837年出版】※27歳
第18番 ハ短調 作品30-1
第19番 ロ短調 作品30-2
第20番 変ニ長調 作品30-3
第21番 嬰ハ短調 作品30-4
Disc2
4つのマズルカ 作品33【1838年出版】※28歳
第22番 嬰ト短調 作品33-1
第23番 ニ長調 作品33-2
第24番 ハ長調 作品33-3
第25番 ロ短調 作品33-4
4つのマズルカ 作品41【1840年出版】※30歳
第27番 ホ短調 作品41-2
第28番 ロ短調 作品41-3
第29番 変イ長調 作品41-4
第26番 嬰ハ短調 作品41-1
3つのマズルカ 作品50【1842年出版】※32歳
第30番 ト長調 作品50-1
第31番 変イ長調 作品50-2
第32番 嬰ハ短調 作品50-3
3つのマズルカ 作品56【1844年出版】※34歳
第33番 ロ長調 作品56-1
第34番 ハ長調 作品56-2
第35番 ハ短調 作品56-3
3つのマズルカ 作品59【1845年出版】※35歳
第36番 イ短調 作品59-1
第37番 変イ長調 作品59-2
第38番 嬰ヘ短調 作品59-3
3つのマズルカ 作品63【1847年出版】※37歳
第39番 ロ長調 作品63-1
第40番 ヘ短調 作品63-2
第41番 嬰ハ短調 作品63-3
ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)
録音:2008年10月20-23日、軽井沢 大賀ホール
【SONY MUSIC 8-86976-86922】
マズルカ集は、
数分で終わる小品が40数曲も続いていくので、
続けて聴いていると
だんだん何番が演奏されているのか
わからなくなってしまいますので、
まだ曲の全体像が良くつかめていません。
ルイサダのCDは、
彼独特の解釈がそこら中に聴かれて、
オーソドックスなマズルカ集とは
ずいぶん違っているのですが、
50歳を過ぎての2度目の録音だからか、
程良くこなれていて不思議と違和感がなく、
楽しみながら飽きずに、
全体を聴き通すことができました。
楽譜をこねくり回した挙句、
程々のところに落ちついた演奏といえるでしょうか。
マズルカの伝統的なリズムに則った演奏
とも違っているように感じます。
あえて言うなら、
フランス風の自由なショパン?
誰にでも受け入れられやすい
普遍的なショパンとは違いますが、
聴いてみると
意外にあっさりした印象で、
おもしろく全曲を聴き通せるので、
たまに取り出して繰り返し聴いているCDです。
ルイサダは32-33歳の時(1990-91)にも
マズルカ集(全49曲)を録音しているので、
いずれそちらも聴いてみたいと思っています。
※Wikipediaの「ジャン=マルク・ルイサダ」「フレデリック・ショパン」「マズルカ(ショパン)」を参照。
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