スメタナ四重奏団によるベートーヴェン:弦楽四重奏曲、
今週はCD3枚目、第7・8番を聴いています。
ベートーヴェン
弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 《ラズモフスキー第1番》 作品59の1
弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 《ラズモフスキー第2番》 作品59の2
スメタナ四重奏団
イルジー・ノヴァーク(第1ヴァイオリン)
ルボミール・コステツキー(第2ヴァイオリン)
ミラン・シュカンパ(ヴィオラ)
アントニーン・コホウト(チェロ)
録音:1978年5月29~31日、プラハ、スプラフォン・ドモヴィナ・スタジオ(第7番)、
1979年10月8~9、12~13日、プラハ、芸術家の家、ドボルザーク・ホール(第8番)
スプラフォンとデンオンの共同制作
【DENON / COCO-70678】
おおっ!新しい!
作品18の6曲とはガラっと変わって、
新しさを感じさせる作風です。
心がウキウキと湧き立つよう。
同じ作曲家とは思えないほどですが、
この変化こそベートーヴェン。
何となく《英雄》交響曲を思い起こさせますが、
こちらのほうが曲としてのまとまりは良いように思われます。
作品18を聴きはじめたときは、
これはこれで十分楽しめたのですが、
作品59を聴いてしまうと、こちらの方が、
圧倒的におもしろく、よくできた作品だと思います。
作品18から5年をへて作曲されたのが作品59で、
《ラズモフスキー第1~3番》とも呼ばれています。
この3曲と、
作品74、作品95を合わせた計5曲が
ベートーヴェンの中期の弦楽四重奏曲とのこと、
次の1枚がとても楽しみです。
ちなみに、ラズモフスキー第1と第2では、
第1番のほうが私の好みでした。
スメタナ四重奏団さんは、
言う事なしの優れた演奏です。
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