2012年2月19日日曜日
横山幸雄のショパン:ピアノ独奏曲全曲集〈3〉
プレイエルによる
ショパン・ピアノ独奏曲全曲集〈3〉
1) ワルシャワ時代の遺作のポロネーズ
1. ポロネーズ ト短調 WN2(1817年)
2. ポロネーズ 変ロ長調 WN1(1817年)
3. ポロネーズ 変イ長調 WN3(1821年)
4. ポロネーズ 嬰ト短調 WN4(1824年)
5. ポロネーズ 変ロ短調 WN10(1826年)
6. ポロネーズ ニ短調 WN11(1825-27年)
7. ポロネーズ ヘ短調 WN12(1826-28年)
8. ポロネーズ 変ロ長調 WN17(1829年)
9. ポロネーズ 変ト長調 WN35(1830年)
2) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
変ホ長調 作品22(1835年)
横山幸雄(ピアノ)
使用楽器:プレイエル(1910年製)
録音:2010年12月20、21日
上野学園 石橋メモリアルホール
【KICC-915】
ポーランドの作曲家
フレデリック・フランソワ・ショパン
(1810年3月1日生 1849年10月17日)
のピアノ独奏曲全曲集、
3枚目は、若いころの遺作のポロネーズと、
アンダンテ・スピアートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調を合わせた1枚です。
遺作のポロネーズの作曲年代は
次のように推定されています。
(小坂裕子氏のCD解説参照。)
7歳……ト短調(WN2) 変ロ長調(WN1)
11歳……変イ長調(WN3)
14歳……嬰ト短調(WN4)
16歳……変ロ短調(WN10)
15~17歳……ニ短調(WN11)
16~18歳……ヘ短調(WN12)
19歳……変ロ長調(WN17)
20歳……変ト長調(WN35)
ショパンの独奏曲を
すべて聴いてやろう、という企画でなければ、
前半は、少々飽きの来やすい
習作レベルの作品が続きますので、
とりあえず1枚だけ購入してみよう、
という方にはあまりお薦めできないかもしれません。
しかし意外と楽しんで、
5回6回と聴き返していられるのは、
横山さんの演奏力の賜物でしょう。
別に無理なことはせずに、
曲そのものの魅力を汲み取って、
曲の感動を十分に伝えることが出来ていると思います。
はじめから、
若きショパンに出会うつもりで聴けば、
楽しめる1枚だと思います。
ちなみに、
私が気に入った遺作のポロネーズは、
19歳のときの変ロ長調(WN17)
20歳のときの変ト長調(WN35)
です。
ブレイエルの音色にも
かなり耳が馴染んできました。
次は盛りだくさんの4枚目に進みます。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿