2012年2月25日土曜日

ハイドシェックのヘンデル:クラーヴィア組曲集〈2〉



CD-2
ヘンデル:クラーヴィア組曲集より
1. 組曲 第3番 ニ短調 (第1集~第3番)HWV428
2. 組曲 第13番 変ロ長調(第2集~第7番)HWV440
3. 組曲 第2番 ヘ長調 (第1集~第2番)HWV427
4. 組曲 第15番 ニ短調 (第3集~第1番)HWV447
5. 組曲 第1番 イ長調 (第1集~第1番)HWV426

エリック・ハイドシェック(ピアノ)

録音:1975年頃
【CASSIOPEE 969 193】



ハイドシェックによる
ヘンデルのクラーヴィア組曲集、
ここしばらく、2枚目のCDを聴いていました。

この中で、
とくに気に入ったのは、
第3番ニ短調(HWV428)と第2番ヘ長調(HWV427)です。

第3番は後半に、
印象的なエアーと5つの変奏が置かれていて、
全体の構成的にもよくできた作品だと思います。

第2番は、
冒頭のプレリュードが息をのむ美しさです。

どちらもチェンバロで弾いても
美しい曲のはずですが、

ハイドシェックが醸し出している寂しさ、
孤独感といったものは、

ピアノでないと、また
もしかしたらハイドシェックでないと、
難しいのかもしれません。

ほどほどに、
テンポをゆらしていけるかどうかが、
ポイントのようにも思われました。


どちらもライブ録音があるはずなので、
探しだして聴き直してみます。


他の曲も合わせて、
清楚で明朗なヘンデルの個性を十全に引き出した
名演奏だと思います。

では、次は3枚目です!

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