2012年4月23日月曜日
フルトヴェングラー&ベルリンpo 録音集(Audite 2009年)
3年近く前(2009年6月)、ドイツの Audite から、
フルトヴェングラーのボックスセット(CD12枚組)が発売され、
高音質で話題となっていたことは、
恥ずかしながら全く知りませんでした。
昨年末(2011年12月)、
国内盤が分売で発売されたのをきっかけに、
気になって1枚だけ聴いてみたところ、
予想をはるかに上回る優れた音質で、
これまでの自分のフルトヴェングラー像を
塗りかえてしまうほどの衝撃を受けました。
幸いボックスセット(13枚組)の方も
売り切れていなかったので、手に入れて
1枚ずつ聴いていくことにしました。
このセットは、
戦後のベルリンで開催された
フルトヴェングラーのコンサートのうち、
RIAS(アメリカ軍占領地区の放送局)による録音を
集大成したものだそうです。
詳しい歴史的な背景については
まだ勉強しておりません。
確かなことは、
私がこれまで聴いてきた
フルトヴェングラーのCDと比べ、
格段に音がよい、ということです。
フルトヴェングラーのCDには、
もともと同曲異演奏が多いのですが、
最近はリマスタリングの方法によって、
同じ日の録音でも、音質が向上したからといって、
さらにいろいろと出て来るようになりました。
聴く側としては、
音質向上、といわれて買ってみたところ、
ああ騙された、と思わせられることもあって、
段々と、どこから手をつけたら良いのか
わからなくなっておりました。
Audite の鮮明な復刻CDを聴きなおすことで、、
もう一度、フルトヴェングラーと出会ってみようと思います。
彼は一体どんな指揮者だったのでしょうか。
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