2012年5月5日土曜日

柳家小三治12 落語名人会36 「宗論・出来心」(1988.8)

久しぶりに柳家小三治さんの落語CDを聴きました。
落語名人会のシリーズ12枚目です。


落語名人会36
柳家小三治〈12〉

「宗論」(しゅうろん)
「出来心」(できごころ)
(1988年8月31日 鈴本演芸場 第12回柳家小三治独演会)

〔お囃子〕樋口ひさ/小口けい
〔ディレクター〕京須偕充
【SONY RECORDS/SRCL-3559】


「宗論」と「出来心」
どちらも他の口演を聴いたことがありません。
聴いてすぐに魅せられることはなかったのですが、
聴きこむうちに、好きになって来ました。


「宗論」は若者が一時期、
宗教かぶれになるようなところを風刺して、
ニヤリとさせられる軽めのお笑いです。

はじめ聴いたときは、
宗教を笑う、という発想が馴染めず、
何が良いのかわからなかったのですが、

動画で小三治さんが
「宗論」を演ずるのをみて、
ああそうかと納得してからは、

軽めのお笑いとして、
楽しめるようになりました。

もともとは
「仏教内の宗論」のお話だったそうなので、
そちらでも聴いてみたいと思いました。
(京須偕充氏のCD解説を参照)


「出来心」は、
下手な泥棒と親分の掛け合いの場面、
改めて泥棒を試みる場面、
「花色木綿」の掛け合いの場面と、

長めの話が三つつながっているので、
間延びする感も若干ありました。

ようやく話しの流れがつかめて来て、
それなりに楽しめるようになって来ました。


この1枚は、
正直なところ話自体が
それほど魅力的には思えませんでした。

ただ小三治さんの色んなネタが聴きたい
一ファンとしてはそれなりに楽しめました。


※柳家小三治
 「宗論」1988-8/31◯
 「出来心」1988-8/31◯

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