ヘルムート・ヴァルヒャ(1907 - 1991)による
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685.3 - 1750.7)のオルガン作品全集、
9枚目を聴きました。
J.S.バッハ:オルガン作品全集 CD9
クラーヴィア練習曲集第3部(ドイツ・オルガン・ミサ)より
大オルガンのためのコラール編曲集(続き)
1) これぞ聖なる十戒 BWV678
2) われらみな唯一なる神を信ず BWV680
3) 天にいますわれらの父よ BWV682
4) われらの主キリスト、ヨルダン川に来たり BWV684
5) 深き苦しみの溝より、われ汝を呼ぶ BWV686
6) われらの救い主イエス=キリスト BWV688
ハープシコードのための4つのデュエット
7) デュエット第1番ホ短調 BWV802
8) デュエット第2番ヘ長調 BWV803
9) デュエット第3番ト長調 BWV804
10) デュエット第4番イ短調 BWV805
小オルガンのためのコラール編曲集
11) 永遠の父なる神よ BWV672
12) すべての世の慰めなるキリストよ BWV673
13) 聖霊なる神よ BWV674
14) いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV675
15) フゲッタ「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV677
16) フゲッタ「これぞ聖なる十戒」BWV679
17) フゲッタ「われらみな唯一なる神を信ず」BWV681
18) 天にいますわれらの父よ BWV683
19) フゲッタ「われらの主キリスト、ヨルダン川に来たり」BWV685
20) 深き苦しみの溝より、われ汝を呼ぶ BWV687
21) フーガ「われらの救い主イエス=キリスト」BWV689
22) フーガ変ホ長調「聖アン」BWV552-2
録音:1947年(1-6,22)、1950年(11-21)、1951年(7-10)
オルガン:カッペル、聖ペテロ=パウロ教会
ハープシコード:ハンブルグのエイメル製
【Membran 223489】CD9
CD9枚目には、
「ドイツ・オルガン・ミサ」と呼ばれる、
「クラーヴィア練習曲集第3巻」の後半が演奏されています。
「クラーヴィア練習曲集」とは、
バッハが生前に出版した鍵盤楽器のための作品集であり、
第1巻 パルティータ BWV825-830〔出版:1726-1730〕
第2巻 フランス風序曲 BWV831、イタリア協奏曲 BWV971〔出版:1735年〕
第3巻 〔出版:1739年〕
第4巻 ゴールドベルク変奏曲 BWV988〔出版:1742年〕
の全4巻からなります。
このうち第3巻は、
50代半ばのときに出版された作品で、
「ドイツ・オルガン・ミサ」とも呼ばれ、
前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」BWV552
21のコラール BWV669-689
4つのデュエット BWV802-805
という構成からなります。
(4つのデュエットのみ、ハープシコードで演奏。)
このCDでは、
ヴァルヒャさんの発案なのか、
用いた楽譜によるのか、次のような順番で演奏されています。
(CD8の収録曲も含む。)
1) 前奏曲 変ホ長調「聖アン」
BWV552/1
2) 大オルガンのためのコラール編曲集
BWV669-671・676
(以下CD9)
BWV678・680・682・684・686・688
3) ハープシコードのための4つのデュエット
BWV802-805
4) 小オルガンのためのコラール編曲集
BWV672-675
BWV677・679・681・683・685・687・689
5) フーガ変ホ長調「聖アン」
BWV552/2
収録時期は数年にわたっているので、
必ずしも一気に演奏するべきものではないのかもしれませんが、
それほど難渋でもなく、
どれも充実した内容で、
全体的に統一した雰囲気を醸しだしているので、
チェンバロを調達してきて、一夜で演奏するのも面白そうな企画だと思いました。
大規模な曲集なので、
正直まだ全体像をつかめているとは言えないのですが、
私の中では、要注目の曲集になりました。
※Wikipedia の「ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品一覧」を参照。
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