アルトゥール・ルービンシュタイン(1887.1-1982.12)が
78・80歳の時(1965・1967)に録音した
ポーランドの作曲家
フレデリック・ショパン(1810.3-1849.10)の
夜想曲集、CD2枚目を聴きました。
ショパン
夜想曲集(全19曲)のうち9曲
/CD2
第11番 ト短調 作品37-1
第12番 ト長調 作品37-2
第13番 ハ短調 作品48-1
第14番 嬰ヘ短調 作品48-2
第15番 ヘ短調 作品55-1
第16番 変ホ長調 作品55-2
第17番 ロ長調 作品62-1
第18番 ホ長調 作品62-2
第19番 ホ短調 作品72-1
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音:1965年8月31日(第11-13番)、9月1日(第14・15・17・18番)、9月2日(第19番)、RCA Italiana Studio A、ローマ。1967年2月21日(第16番)Webster Hall、ニューヨーク。
【SICC30054~5】
2つの夜想曲 作品37-1・2 は、
ショパン30歳の時(1840)に出版された作品、
2つの夜想曲 作品48-1・2 は、
ショパン32歳の時(1842)に出版された作品、
2つの夜想曲 作品55-1・2 は、
ショパン34歳の時(1844)に出版された作品、
2つの夜想曲 作品62-1・2 は、
ショパン36歳の時(1846)に出版された作品です。
そして
夜想曲 作品72-1(遺作)は、
ショパン17歳の時(1827)に作曲されるも発表されず、
没後1855年に初めて出版された作品です。
ショパンにはあと2曲、
遺作の夜想曲がありますが、未収録です。
夜想曲の後半の曲は、
これまで暗すぎるというか、
物哀しい雰囲気を強めに感じて
あまり好きになれなかったのですが、
年齢的な変化なのか、
今年の秋の物哀しい雰囲気に合っているように感じ、
名曲ぞろいであることを再認識しました。
ルービンシュタインのピアノは、
老齢を迎えていた時期の録音で、
それなりに抑制した表現になのですが、
「Bluw-spec CD2」版で聴く分には、
タッチの繊細な部分でのコントロールまでよく聴こえ、
ルービンシュタインの意志を感じ取ることが出来たので、
予想以上に楽しむことができました。
ただし、まったく初めてこの曲を聴く場合には、
多少物足りなく感じられる演奏かもしれません。
※Wikipedia の「アルトゥール・ルービンシュタイン」「フレデリック・ショパン」「ショパンの楽曲一覧」を参照。
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