2013年11月30日土曜日

ルービンシュタインのショパン:夜想曲集 その2

ポーランド出身のピアニスト、
アルトゥール・ルービンシュタイン(1887.1-1982.12)が

78・80歳の時(1965・1967)に録音した

ポーランドの作曲家
フレデリック・ショパン(1810.3-1849.10)の
夜想曲集、CD2枚目を聴きました。


ショパン
夜想曲集(全19曲)のうち9曲

/CD2
 第11番 ト短調 作品37-1
 第12番 ト長調 作品37-2

 第13番  ハ短調 作品48-1
 第14番 嬰ヘ短調 作品48-2

 第15番 ヘ短調 作品55-1
 第16番 変ホ長調 作品55-2

 第17番 ロ長調 作品62-1
 第18番 ホ長調 作品62-2

 第19番 ホ短調 作品72-1

アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音:1965年8月31日(第11-13番)、9月1日(第14・15・17・18番)、9月2日(第19番)、RCA Italiana Studio A、ローマ。1967年2月21日(第16番)Webster Hall、ニューヨーク。
【SICC30054~5】


2つの夜想曲 作品37-1・2 は、

ショパン30歳の時(1840)に出版された作品、

2つの夜想曲 作品48-1・2 は、

ショパン32歳の時(1842)に出版された作品、

2つの夜想曲 作品55-1・2 は、

ショパン34歳の時(1844)に出版された作品、

2つの夜想曲 作品62-1・2 は、

ショパン36歳の時(1846)に出版された作品です。

そして

夜想曲 作品72-1(遺作)は、

ショパン17歳の時(1827)に作曲されるも発表されず、
没後1855年に初めて出版された作品です。

ショパンにはあと2曲、
遺作の夜想曲がありますが、未収録です。


夜想曲の後半の曲は、
これまで暗すぎるというか、

物哀しい雰囲気を強めに感じて
あまり好きになれなかったのですが、

年齢的な変化なのか、
今年の秋の物哀しい雰囲気に合っているように感じ、

名曲ぞろいであることを再認識しました。


ルービンシュタインのピアノは、

老齢を迎えていた時期の録音で、
それなりに抑制した表現になのですが、

「Bluw-spec CD2」版で聴く分には、
タッチの繊細な部分でのコントロールまでよく聴こえ、

ルービンシュタインの意志を感じ取ることが出来たので、
予想以上に楽しむことができました。


ただし、まったく初めてこの曲を聴く場合には、
多少物足りなく感じられる演奏かもしれません。


※Wikipedia の「アルトゥール・ルービンシュタイン」「フレデリック・ショパン」「ショパンの楽曲一覧」を参照。

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