2014年1月31日金曜日

『Sonny Rollins Plus 4』(1956年3月録音)


Sonny Rollins Plus 4

1) Valse Hot (Sonny Rollins)
2) Kiss And Run (Sam Coslow)
3) I Feel A Song Coming On
   (Dorothy Fields-Jimmy McHugh-George Oppenheimer)
4) Count Your Blessings (Irving Berlin)
5) Pent-up House (Sonny Rollins)

Sonny Rollins, tenor sax
Clifford Brown, trumpet
Max Roach, drums
Richie Powell, piano
George Morrow, bass

Recorded March 22,1956
【UCCO 90141】


ソニー・ロリンズ(1930.9-)でもう1枚、
『ソニー・ロリンズ・プラス・フォー』を聴きました。

これは最近、
CD4枚にロリンズのアルバム8枚分をつめこんだ廉価版のセットを購入し、
聴いていくうちにお気に入りになって買い直した1枚です。

1曲目の「ヴァルス・ホット」が飛び抜けて良いです
(ソニー・ロリンズのオリジナル曲)。

ジャスでふつうに、
そのまま踊れそうな感じのワルツをやっていると言えば、
何でもないことのように思われそうですが、

ジャズで正統的なワルツをやって
成功している例ってほかに知りません。
(単に私が物を知らないだけかもしれません。)

ワルツのわかりやすい構成の中で、
トランペットのクリフォード・ブラウンとともに
自由な精神が飛び回っている風で、
存分に楽しむことができました。

もう1曲上げるなら、
4曲目のバラード「眠れぬ夜は」です。

ロリンズのバラードはド演歌っぽく聴こえて
気恥ずかしく感じられることもあるのですが、

この録音は、
全体に落ちついて洗練された感じで、
曲の良さがすんなり伝わって来ました。


他の曲も別に悪くはないのですが、
1・4曲と比べると個人的にはあまりピンと来ませんでした。

今後感想が変わってくるかもしれませんが、

今のところ私にとって、
時折1・4曲目を聴き返すためにあるアルバムになっています。

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