レナード・バーンスタイン(1918.8-1990.10)が、
ニューヨーク・フィルを指揮して録音した
オーストリア帝国の作曲家
グスタフ・マーラー(1860.7-1911.5)の
交響曲第4番嬰ト長調を聴きました。
指揮者41歳の時(1960年2月)の録音です。
CD6
マーラー:交響曲第4番ト長調
レリ・グリスト(ソプラノ)
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1960年2月1日、ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル
【Sony Classical 88697943332】2012年6月発売。
交響曲第4番ト長調は、
マーラー41歳の時(1901年11月)に初演された作品です。
先月、バーンスタインの
マーラー:交響曲全集(旧録音)から第5番を聴きました。
2年程前に、
第1番から第3番までは聴いて、
ブログにもアップしていたので、
この機会に、第4番も聴いてみることにしました。
宇野功芳氏の著書で、
バーンスタインのマラ4(旧盤)が名演であることは、
かなり前から知っていたのですが、
実際に聴く機会はなく、今回初めて聴くことになりました。
その結果、
マーラーの分裂的な気質をそのままに、
おもちゃ箱をひっくり返したような、
病的なまでに細部を拡大した演奏で、
若いバーンスタインが、
やりたいことをやり尽くした録音のように感じました。
落ち着かない演奏ではあるので、
正直なところそれほど感動はしないのですが、
ギリギリのところで全体が統一されているようにも聴こえるので、
私にはアリな、面白い演奏だと思いました。
かなりユニークに聴こえるので、
第1に推すつもりはありませんが、
やりたい放題のバーンスタインの個性が良い方に出た、
好演であることは確かだと思います。
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