2018年2月19日月曜日

NAXOSのモーツァルト:フルートとハープのための協奏曲&協奏交響曲(1988年録音)

NAXOSで1988年に録音されたCDから、

オーストリアの作曲家
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756年1月-1791年12月)の
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K,299
と、協奏交響曲 変ホ長調K.297b
を収めた1枚を聴きました。


モーツァルト
①フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K. 299
 ・イジー・ヴァーレク (フルート)
 ・ハナ・ミュラロヴァー (ハープ)

②協奏交響曲 変ホ長調 K. 297b
 ・イジー・クレイチー (オーボエ)
 ・ヴァーツラフ・クイジバト (クラリネット)
 ・ズデニェク・ティルシャル (ホルン)
 ・イジー・ザイドル (ファゴット)

カペラ・イストロポリターナ
リヒャルト・エトリンガー(指揮)

録音: ブラチスラヴァ[スロヴァキアの首都]、チェコスロヴァキア放送[現在のスロヴァキア放送]のコンサート・ホール、1988年7月12-15日(①)、1988年10月16日(②)
【NAXOS 8.550159】1989年2月発売


よく知らない方々の名前が並んでいたので、
少し調べてみました。

詳細不明な方もいますが、独奏者は
チェコ・フィルのメンバーを中心に、
チョコで活躍していた奏者を用いているようです。

 フルート独奏の
 イジー・ヴァーレク
 (Jiří Válek, 1940年6月- )は、
 チェコ・フィルの首席フルート奏者、

 ハープ独奏の
 ハナ・ミュラロバー(Hana Müllerová)は、
 プラハ交響楽団のハープ奏者。


 オーボエ独奏の
 イジー・クレイチー(Jiří Krejčí)と、

 クラリネット独奏
 ヴァーツラフ・クイジバト(Vaclav Kyzivat)
 の2人は詳細不明。

 ホルン独奏の
 ズデニェク・ティルシャル
 (Zdenek Tylsar, 1945年4月-2006年8月)は、
 チェコ・フィルの首席ホルン奏者、

 ファゴット独奏の
 イジー・ザイドル(Jiří Seidl)も、
 チェコ・フィルのファゴット奏者。

オーストリアの指揮者
リヒャルト・エトリンガー
(Richard Edlinger, 1958年4月-2005年11月)
が指揮を、

スロバキアの首都ブラチスラヴァで
1983年に結成された室内オーケストラ
カペラ・イストロポリターナ
(Capella Istropolitana)が伴奏を担当していました。


  ***

多少古ぼけた感のある
八十年代後半のオーソドックスな印象の録音で、
聴いてすぐに虜になった訳ではないのですが、

程良いテンポ感で、
曲の良さがすんなり心に届いてくる演奏で、
聴き込むほどに味わいが増してきました。

多少オケが弱いようにも感じますが、
その分、独奏者がはっきり浮かび上がってきて、
「協奏」曲であることを再確認しました。

名手をそろえた大オーケストラとの録音だと、
ソロパートと伴奏との違いが聴き取れないことも多いものです。

これ1枚が際立って優れているとは言いませんが、
好演の一つであることは間違いないと思います。

エイベックスなどで、
リマスターして再発売する機会があれば、
リフレッシュされた音で改めて聴いてみたいです。

フルート独奏の イジー・ヴァーレク と、
ホルン独奏の ズデニェク・ティルシャル は、
NAXOSの録音が多いようなので、
探して聴いてみようと思います。



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