大阪フィルハーモニー交響楽団とともに収録された
ドイツの作曲家
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(Ludwig van Beethoven, 1770年12月-1827年3月)
の交響曲全集から、第4番を聴きました。
朝比奈隆91歳の時(2000年5月3・10日)の録音です。
ベートーヴェン
Disc1
①交響曲第4番 変ロ長調 作品60
~2000年5月3日 アクロス福岡・シンフォニーホール
Disc2
②交響曲第4番 変ロ長調 作品60
~2000年5月10日 大阪、ザ・シンフォニーホール
大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆(指揮)
【OVCL-00023】※2000年7月発売
交響曲第4番 変ロ長調 作品60 は、
第3番の初演(1804年12月)から2年余りをへた、
ベートーヴェン36歳の時(1807年3月)に初演された作品です。
ちなみに第5・6番が初演されたのは、
それから1年9ヶ月後(1808年12月)のことでした。
***
先に行われた〔Disc1〕福岡公演から、
完成度の高い充実した演奏が繰り広げられていますが、
福岡の一週間後に行われた〔Disc 2〕大阪公演は、
さらに隙のない完璧な仕上がりで、
指揮者の強い意志の伝わる熱い演奏に、
心から感動して全曲を聴き通すことができました。
晩年の朝比奈の最上レベルの演奏が聴ける、
お薦めの録音です。
個人的には、
5月10日の大阪公演(Disc 2)のほうが優れた演奏に聴こえますが、
エクストンから、
2008年12月に発売された全集のセット盤では、
5月3日の福岡公演(Disc 1)のほうが収録されています。
福岡公演も、充実した演奏ではあるので、
全国のいろいろな会場の録音を収録する方針があったのかもしれません。
大阪公演はもとの2枚組CDでしか聴くことはできないので、
細かな差異が気になる方は、
2枚組のほうも聴いてみることをお勧めします。
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