ポーランド立憲王国〔1815-1918〕生まれのピアニスト
アルトゥール・ルービンシュタイン(1887.1-1982.12)の演奏で、
ワルシャワ公国〔1807-1815〕生まれの作曲家
フレデリック・ショパン(1810.3?-1849.10)のワルツ集(全14曲)を聴きました。
フレデリック・ショパン(1810-1849)
ワルツ集(全14曲)
第1番 変ホ長調 作品18 《華麗なる大円舞曲》
第2番 変イ長調 作品34の1《華麗なる円舞曲》
第3番 イ短調 作品34の2《華麗なる円舞曲》
第4番 ヘ長調 作品34の3《華麗なる円舞曲》
第5番 変イ長調 作品42
第6番 変ニ長調 作品64の1《子犬》
第7番 嬰ハ短調 作品64の2
第8番 変イ長調 作品64の3
第9番 変イ長調 作品69の1《告別》〔遺作〕
第10番 ロ短調 作品69の2〔遺作〕
第11番 変ト長調 作品70の1〔遺作〕
第12番 ヘ短調 作品70の2〔遺作〕
第13番 変ニ長調 作品70の3〔遺作〕
第14番 ホ短調 (遺作)
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音:1963年6月25日、RCA Italiana Studios, Roma
【SICC-30056】
先日「Sony Music Japan の Blu-spec CD2」で、
ルービンシュタインが弾くショパンの夜想曲集を聴き、
音質が一新されていたことに驚いて、
ルービンシュタインのショパンを聴き直していくことにしました。
今回はワルツ集を聴いてみましたが、
以前の、
どこか古さを感じさせる、
若干ひなびたような音質から、
ピアノ本来の、
芯のある美しい響きを堪能できる音質へと変化しており、
このワルツ集への認識を新たにすることができました。
ルービンシュタイン76歳の時の録音で、
恣意的なところのない、力みのない、
達観した感じのある演奏なので、
ピアノの音が心地よく響かないと、
本当に何もしていない退屈な演奏のように聴こえるのですが、
ピアノの音が見違えったおかげで耳に心地よく響き、
存分に楽しむことができました。
これがベストかと言われると、
もう少し覇気にあふれた面があっても良いのかもしれませんが、
ルービンシュタインが若いころから
繰り返し演奏してきたショパンの結論として、
今後も聴き続けていきたいCDです。
※Wikipediaの「アルトゥール・ルービンシュタイン」「フレデリック・ショパン」を参照。
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