ハンガリーの弦楽四重奏団
コダーイ四重奏団(1966-)による
オーストリアの作曲家
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
(Franz Joseph Haydn 1732.3 - 1809.5)の
弦楽四重奏曲全集7枚目です。
ハイドン
弦楽四重奏曲第22番ニ短調作品9-4〔Hob.Ⅲ-22〕
弦楽四重奏曲第19番ハ長調作品9-1〔Hob.Ⅲ-19〕
弦楽四重奏曲第21番ト長調作品9-3〔Hob.Ⅲ-21〕
コダーイ四重奏団
録音:1992年12月8-10日、ブダペスト、ユニテリアン教会
【Naxos 8.550786】
このCDには、
作品9の6曲中3曲が収録されています。
作品9は、
ハイドン38歳の頃(1770頃)に作曲されました。
ホーボーケン番号で、
Hob.Ⅲ-19~24 に分類されていますが、
これはハイドン69歳の時(1801)に、
弟子のプレイエル(1757-1831)がまとめた
最初の全集(全83曲)における通番(第19~24番)に従ったものです。
前回の、
第20番変ホ長調作品9-2〔Hob.Ⅲ-20〕
第23番変ロ長調作品9-5〔Hob.Ⅲ-23〕
第24番 イ長調 作品9-6〔Hob.Ⅲ-24〕
に続くCDには、
第22番ニ短調作品9-4〔Hob.Ⅲ-22〕
第19番ハ長調作品9-1〔Hob.Ⅲ-19〕
第21番ト長調作品9-3〔Hob.Ⅲ-21〕
の3曲が収録されています。
なおこのCDの裏面には、
Op.9, No.4 → No.11
Op.9, No.1 → No.12
Op.9, No.3 → No.13
という通番がふられていますが、根拠が不明なので、
このブログではふだん使われている通番に訂正しました。
***
さて、
作品9から残りの3曲を聴いてみました。
前回は、
曲のあまりの完成度に驚いたのですが、
今回はそこまでの感銘を受けませんでした。
作品3までの18曲とは
明らかに違った充実度で、
それなりに美しく楽しい作品なのですが、
前の3曲とは少し格が落ちるような印象でした。
録音時期をみると、
こちらの3曲を先に収録しているので、
本来はこちらを先に聴いたほうが良かったのかもしれません。
ひと月は聴き込んで来ましたので、
少し時間をおいてから、
第22番作品9-4〔Hob.Ⅲ-22〕
第19番作品9-1〔Hob.Ⅲ-19〕
第21番作品9-3〔Hob.Ⅲ-21〕
第20番作品9-2〔Hob.Ⅲ-20〕
第23番作品9-5〔Hob.Ⅲ-23〕
第24番作品9-6〔Hob.Ⅲ-24〕
の順で改めて聴きなおしてみようと思います。
それ以上に、
作品番号のままのほうがよくわかるのかも。
※wikipedia の「フランツ・ヨーゼフ・ハイドン」
「ハイドンの弦楽四重奏曲一覧」「イグナツ・プライエル」の各項目を参照。
※中野博詞『ハイドン復活』(春秋社、平成7年11月)を参照。
※現代音楽作曲家・福田陽氏の
「ハイドン研究室」〈http://www.masque-music.com/haydn/index.htm〉を参照。
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