ジェームズ・レヴァイン(1943.6-)の指揮する
アメリカのオーケストラ
シカゴ交響楽団の演奏で、
オーストリアの作曲家
グスタフ・マーラー(1860.7-1911.5)の
交響曲第3番ニ短調を聴きました。
グスタフ・マーラー
交響曲第3番ニ短調
マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
シカゴ・シンフォニー・コーラスの女声メンバー
(合唱指揮:マーガレット・ヒリス)
グレン・エリン(合唱指揮:ドリーン・レイオ)
シカゴ交響楽団
ジェームズ・レヴァイン(指揮)
録音:1975年6月21-23日、シカゴ、メディナ・テンプル
【RCA BVCC-38132/33】2001年3月発売
交響曲第3番は、
35歳の夏(1895)に第2-6楽章、
翌年に第1楽章が作曲され、8月までに完成。
41歳の時(1902.6)に全曲初演されました。
***
レヴァイン32歳の時の録音です。
マーラー・ブームとはいえない時期に、
若くしてこの大曲に取り組んで、
かなり良い成果をあげていると思います。
オケの技術は完璧ですが、
豊穣で深みがあるというよりは、
シカゴ響独特のゴージャスな鳴り方なので、
好みの別れるところかもしれません。
また、バーンスタインほどではないのですが、
細部を丁寧に構築していくうちに、
音楽の流れがほんの少し停滞気味になるのがマイナスで、
特に第6楽章は、
ゆっくり過ぎて間がもたないように感じました。
第1楽章はバーンスタインよりいい流れで、
まずまず聴けるのですが、
オケの響きが若干堅めで、
今でもあえてレヴァインを選びたいかといえば、
残念ながらそこまでの魅力には乏しいように思いました。
バーンスタインの旧盤<レヴァイン盤
といって印象ですが、評価は両方とも▲、
買って後悔するかもしれない演奏でした。
※WIkipediaの「グスタフ・マーラー」「交響曲第3番(マーラー)」を参照。
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