2017年9月18日月曜日

サヴァリッシュ&ウィーン響のブラームス:ドイツ・レクイエム(1962年録音)

ドイツの指揮者
ヴォルフガング・サヴァリッシュ
(Wolfgang Sawallisch, 1923年8月- 2013年2月)の指揮する
ウィーン交響楽団の演奏で、

ドイツの作曲家
ヨハネス・ブラームス
(Johannes Brahms, 1833年5月 - 1897年4月)の
ドイツ・レクイエムを聴きました。

指揮者38歳の時(1962年2月)の録音です


サヴァリッシュの芸術
(PHILIPSレコーディングズ)CD1

ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45

ウィーン交響楽団
ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
フランツ・クラス(バリトン)
ウィーン楽友協会合唱団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音:1962年2月, Vienna
【DECCA 0289 480 7707 6】※2013年5月発売

ドイツ・レクイエム Op.45 は、
ブラームス35歳の時(1869年2月)に全曲初演された作品です


  ***

ドイツ・レクイエムは好きな曲ですが、
期待が大きすぎるのか、
CDで納得できる演奏には
なかなか出会えません。

今回のサヴァリッシュさんの演奏、
それほど期待していなかったのですが、
これまで聴いてきたどの演奏よりも、

ほんの少し速めのテンポで、
楽章ごとの構成をはっきり描き分けながら、
全体を見通しよくまとめ上げていて、
初めて、この大曲の真価をわかった気がしました。

見通しの良さに加えて、
楽譜の枠内で、目一杯燃焼していくスタイルで、
若きブラームスの情熱を感じさせる、
勢いのある演奏でした。

初めて聴く方にもお薦めしたい1枚です。

調べてみると、
サヴァリッシュさんは59歳の時(1983年3月)に、
この曲を再録音しているので、
いずれそちらの方も聴いてみたいと思います。

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