ヴィルヘルム・ケンプ
(Wilhelm Kempff, 1895.11-1991.5)の独奏、
オランダ出身のドイツの指揮者
パウル・ファン・ケンペン
(1893.5-1955.12)の指揮する
ドイツのオーケストラ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(Berliner Philharmoniker)の伴奏で、
ドイツの作曲家
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(Ludwig van Beethoven, 1770.12-1827.3)の
ピアノ協奏曲第5番《皇帝》を聴きました。
ケンプ57歳の時(1953.5)に録音された演奏です。
※Wikipediaの「ヴィルヘルム・ケンプ」「パウル・ファン・ケンペン」「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」を参照。
ヴィルヘルム・ケンプ名演集
CD7
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73《皇帝》
パウル・ヴァン・ケンペン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953年5月、ベルリン、イエス・キリスト教会
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 作品81a《告別》
録音:1951年
【Membran 10CD Collection 233479】
均等な美しさに魅了されてきた
ケンプによるベートーヴェンの
ピアノ協奏曲全集(旧録音)、
ようやく第5番に辿り着きました。
聴いてみると、
第1番から4番までの
見通しの良い落ちついた演奏とは違って、
ライブ一発録りのような趣きで、
荒々しく、ケンプの熱い想いが先走って、
空回りしてしまったかのような演奏で、
残念な印象が残りました。
Menbran のCDは音質に難があることもあるので、
別の復刻で聴いたら、違った感想になるかもしれませんが、
全体としてみると、
第1~4番は◎、第5番?
という内容でした。
ベルリン・フィルの分厚い響きに圧倒される、
一度は聴いておきたい演奏でした。
《告別》は他のソナタ録音と同じく、
訥々とした語り口の中に深い味わいのある、
ケンプならではの名演で、
感銘度では《皇帝》を遥かにしのいでいました。
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