朝比奈隆(1908年7月9日-2001年12月)氏が亡くなる前年に、
大阪フィルハーモニー交響楽団とともに取り組んだ
ドイツの作曲家
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(Ludwig van Beethoven, 1770年12月-1827年3月)
の交響曲全集から、第2番を聴きました。
朝比奈隆91歳の時(2000年3月)の録音です。
ベートーヴェン
Disc1
①交響曲第2番ニ長調作品36
~2000年3月10日 大阪、フェスティバルホール
Disc2
②交響曲第2番ニ長調作品36
~2000年3月12日 愛知県芸術劇場
【OVCL-00019】※2000年4月発売
交響曲第2番は、
ベートーヴェン32歳の時(1803年4月)に初演された作品です。
第1番と同じイメージの、
堂々としたスケールの大きな、
ゆったりとした演奏を想像していたのですが、
聴いてみると、第1番とは違って、
腰の据わらないせかせかしたテンポの演奏で、
けっこう違和感がありました。
2日間の演奏がどちらも、
先へ先へとテンポを煽って落ち着かない印象なので、
恐らく第1番との違いを際立たせるために、
指揮者が意図的にした解釈だと思いますが、
テンポを急がせるにしても、
全体的にもっさりした不揃いな感じがあって、
今一つな印象が残りました。
時間を置いて聴き直すと
印象が異なる可能性もありますが、
今の時点での感想は第1番(◎)、第2番(△)です。
エクストンで2008年12月に発売された
全集のセット盤では、3月10日(①)の演奏をベースにしています。
朝比奈氏のほかの全集では、
1番と2番の描き分けがどうだったのか興味がわいてきました。
いずれ時間をとって聴き直して見ようと思います。
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