最近気になっているのが、
江藤俊哉さんのヴァイオリンです。
江藤さんについては、
鈴木鎮一さんのお弟子さん、ということ以外、
さほど注目して来なかったのですが、
最近タワー・レコードで復刻されたCDを聴いてみると、
温厚誠実な人柄が伝わってくる、
骨太な明るい音色にとても魅せられました。
グリュミオーさんをもう少し骨太にした感じで、
聴くひとを大きく包みこむ、あたたかさにあふれた演奏でした。
DISC1&2
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ(全曲)
〔録音〕1974年1月29日、4月22日、5月14・15・21日、7月11・12日、10月7日、12月3・4日
世田谷区民会館
〔オリジナル・プロデューサー〕井阪紘
〔オリジナル・エンジニア〕大野正樹
〔リマスタリング・エンジニア〕杉本一家
【SICC 1396~9】
(DISC3&4は、別の機会に紹介します。)
最近はやりの、軽い、
スマートな演奏とは対極にある、
深い精神性に支えられつつも、
あたたかさで全体を包みこむようなバッハです。
聴き終わって、
ああ、いい音楽を聴いたな、
と心から笑顔になれる無伴奏は、
意外に少ないのではないでしょうか。
これは機会があれば、ぜひ聴いておいてほしい演奏です。
◯バッハ
喜びと
その懐に
抱かれて
広さとともに
静けさを知る
微笑んで
心の中を
打ち明けて
広々とした
静けさを知る
0 件のコメント:
コメントを投稿