2012年6月24日日曜日

柳家小三治14 落語名人会38 「味噌蔵・小言念仏」(1987)


落語名人会38
柳家小三治〈14〉

「味噌蔵」(みそぐら)
(1987年1月31日 鈴本演芸場 第4回柳家小三治独演会)
「小言念仏」(こごとねんぶつ)
(1987年3月31日 鈴本演芸場 第5回柳家小三治独演会)

〔お囃子〕樋口ひさ/小口けい
〔ディレクター〕京須偕充
【SONY RECORDS/SRCL-3580】


小三治さんの
「味噌蔵」と「小言念仏」です。

47歳の時の口演です。

お薦めです。


「味噌蔵」は、味噌蔵を営む、
しみったれな(ケチな)旦那さんをめぐる滑稽話です。

質素倹約も度をこえれば笑いの対象になるわけで、

噺のあらすじがつかめるまでは、
笑いどころがあちこちにちらばっていて、
若干まとまりがつかないようにも感じていたのですが、

噺が頭に入って来ると、
場面場面をよく作り込んであって、
お腹いっぱいに楽しめる大作です。


小三治さん口演は、
八代目三笑亭可楽さんのを
ベースにしているとのこと、

まだ聴いたことがないので、
近々聴いてみたいと思っております。



「小言念仏」は、
初めてCDを聴いたときには、
あまりピンと来なかったのですが、

テレビで小三治さんの口演を拝見し、
笑いどころを押さえてからは、

好きなお話しです。

お念仏を唱えながら
ほかごとをするという、

よくありそうなイケナイ日常がおかしく、
最後に殺生すら笑い飛ばしてしまうオチも秀逸です。



柳家小三治「味噌蔵」(87-1/31)◎
柳家小三治「小言念仏」(87-3/31)◎

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