マレイ・ペライア(1947-)と
イギリス室内管弦楽団による
オーストリアの作曲家
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756.1-1791.12)の
ピアノ協奏曲全集、6枚目を聴きました。
モーツァルト
ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K.450
ピアノ協奏曲 第16番 ニ長調 K.451
マレイ・ペライア(ピアノ、指揮)
イギリス室内管弦楽団
録音:1982年10月10日、セント・ジョン・スミス・スクエア、ロンドン
【SONY MUSIC 88691914112】CD6
K.449・450・451・453・456・459
(第14~19番)の6曲は、
すべてモーツァルトが28歳のとき(1784年)に作曲されました。
K.450(第15番)とK451(第16番)は、
1784年3月にモーツァルト自ら初演されたそうです。
実際聴いてみると、
独特の孤独な物悲しい側面は影を潜め、
明るく楽しい気分を満喫できる充実した作品でした。
もっと演奏されても良いように感じましたが、
20番台の作品と比べれば、強い個性には欠けるのかもしれません。
とくに第16番は
威風堂々としたリズムに特徴のある作品で、
この9年前(1775年)に作曲された
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218《軍隊》
を一層充実させたような趣がありました。
ペライアさんの演奏は、
はじめのうち多少押しが弱く感じられましたが、
くり返し聴くごとに味わいが増してきて、
モーツァルトにはこれ位がちょうど良いのかもしれないなあ、
と一人納得するのでした。
※Wikipediaの「マレイ・ペライア」
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」
「ピアノ協奏曲第15番(モーツァルト)」
「ピアノ協奏曲第16番(モーツァルト)」の各項目を参照。
※作品の基本情報について、
ピティナ・ピアノ曲事典「モーツァルト」の項目
【http://www.piano.or.jp/enc/composers/index/73】を参照。
0 件のコメント:
コメントを投稿