2014年5月10日土曜日

ヤンドーのハイドン:ピアノ・ソナタ全集 その6

ハンガリーのピアニスト
イエネ・ヤンドー(1952 - )の
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集

6枚目は、
ウィーン原典版(旧版)の通し番号で、
第36-41番のソナタ6曲を聴きました。


フランツ・ヨセフ・ハイドン(1732 - 1809)
 1) ピアノ・ソナタ 第36番 ハ長調 作品13-1 Hob.XVI:21
 2) ピアノ・ソナタ 第37番 ホ長調 作品13-2 Hob.XVI:22
 3) ピアノ・ソナタ 第38番 ヘ長調 作品13-3 Hob.XVI:23
 4) ピアノ・ソナタ 第39番 ニ長調 作品13-4 Hob.XVI:24
 5) ピアノ・ソナタ 第40番変ホ長調作品13-5 Hob.XVI:25
 6) ピアノ・ソナタ 第41番 イ長調 作品13-6 Hob.XVI:26

イエネ・ヤンドー(ピアノ)
録音:1993年5月5-9日、ブダベスト、ユニテリアン教会
【Naxos 8.553127】

1773年に作曲、翌1774年に出版され、
ニコラウス・エステルハージ伯爵に献呈された
全6曲からなるクラーヴィア・ソナタ集です。

ハイドン41歳の時に
初めて出版されたクラーヴィア・ソナタ集として、

生前に作品13の作品番号が付されており、
素性のはっきりした6曲となっております。


聴いてみると、

初期の頃のように軽過ぎたり、
あっさりし過ぎたりする感じはないものの、

変に重々しいわけでもなく、
ほどほどに溌剌とした心地良い音楽が流れていきます。

時折りハッと耳をそばだたせるような
美しいメロディがすっと通りすぎていくので、

勉強しながら、
仕事しながら聴くのにちょうど良い感じでした。

心が暗く落ち込みがちな時に、
明るく穏やかな、明るい気持ちにさせられる作品でした。


続けて聴くと今一つ、
曲の切れ目がわからなくなるところもあるのですが、

40代になって初めて出版された
クラーヴィア・ソナタ集として、
それなりに楽しむことができました。



※Wikipediaの
 「フランツ・ヨーゼフ・ハイドン」
 「ハイドンのピアノソナタ一覧」
 「ハイドンのピアノ曲一覧」
 「ホーボーケン番号」の各項目を参照。

※ピティナ・ピアノ曲事典の「ハイドン」を参照。

※ハイドン研究室「クラヴィア・ソナタの部屋」を参照。

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