2015年7月20日月曜日

レヴァイン&シカゴ響のマーラー:交響曲第3番(1975年録音)

アメリカの指揮者
ジェームズ・レヴァイン(1943.6-)の指揮する

アメリカのオーケストラ
シカゴ交響楽団の演奏で、

オーストリアの作曲家
グスタフ・マーラー(1860.7-1911.5)の
交響曲第3番ニ短調を聴きました。


グスタフ・マーラー
交響曲第3番ニ短調

マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
シカゴ・シンフォニー・コーラスの女声メンバー
(合唱指揮:マーガレット・ヒリス)
グレン・エリン(合唱指揮:ドリーン・レイオ)

シカゴ交響楽団
ジェームズ・レヴァイン(指揮)
録音:1975年6月21-23日、シカゴ、メディナ・テンプル
【RCA BVCC-38132/33】2001年3月発売


交響曲第3番は、

35歳の夏(1895)に第2-6楽章、
翌年に第1楽章が作曲され、8月までに完成。

41歳の時(1902.6)に全曲初演されました。


  ***

レヴァイン32歳の時の録音です。

マーラー・ブームとはいえない時期に、

若くしてこの大曲に取り組んで、
かなり良い成果をあげていると思います。

オケの技術は完璧ですが、
豊穣で深みがあるというよりは、

シカゴ響独特のゴージャスな鳴り方なので、
好みの別れるところかもしれません。

また、バーンスタインほどではないのですが、

細部を丁寧に構築していくうちに、
音楽の流れがほんの少し停滞気味になるのがマイナスで、

特に第6楽章は、
ゆっくり過ぎて間がもたないように感じました。


第1楽章はバーンスタインよりいい流れで、
まずまず聴けるのですが、

オケの響きが若干堅めで、
今でもあえてレヴァインを選びたいかといえば、
残念ながらそこまでの魅力には乏しいように思いました。


バーンスタインの旧盤<レヴァイン盤

といって印象ですが、評価は両方とも▲、
買って後悔するかもしれない演奏でした。



※WIkipediaの「グスタフ・マーラー」「交響曲第3番(マーラー)」を参照。

0 件のコメント:

コメントを投稿