モーツァルト(1756.1 - 1791.12)のピアノ協奏曲全集、
4枚目を聴きました。
モーツァルト
ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 K.413(387a)
ピアノ協奏曲 第12番 変ホ長調 K.414(385p)
マレイ・ペライア(ピアノ、指揮)
イギリス室内管弦楽団
録音:〔第11番〕1977年2・6月、〔第12番〕1979年6月、EMIスタジオ、ロンドン。【SONY MUSIC/8 86919 141122】CD4
ピアノ協奏曲の第11番(K.413)以降は、
ウィーン定住後の作品として、
それ以前のものとは分けて考えられています。
11~13番(K.413~415)は、
1782年末から1783年にかけて
モーツァルトが27歳になるときに
立て続けに作曲されたそうです。
確かに、
このCDの2曲は、
中庸な明るさに、ごくわずかなほの暗さもさし込む
同じタイプの曲だと感じました。
第10番から4年、
9番からは6年を隔てているからか、
曲としての完成度も高く、
ふつうに現在のコンサートの1曲に取り上げられても
楽しめると思いました。
第12番は、アシュケナージや
ハイドシェックの演奏で聴きなれていたからか、
第11番より親しみ深く聴こえましたが、
第11番は今回初めて聴いたので、
もう少し聴き込まないと、
第12番>第11番とも言い切れないでしょう。
ペライアさんのピアノ、
メリハリはあまりありませんが、
曲の美しさをよくひき出した素敵な演奏だと思います。
これより安定志向だと
面白みにかけることになりそうですが、
その三歩手前で止まっているので、
私にはありな演奏でした。
※作品の基本情報については、
ピティナ・ピアノ曲事典「モーツァルト」
【http://www.piano.or.jp/enc/composers/index/73】
を参照しました。
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