2012年1月21日土曜日

【収録曲】ハイドシェックのヘンデル:クラーヴィア組曲

年が明けてから、
ハイドシェックさんが弾いた、
ヘンデルのクラーヴィア組曲集を聴き始めました。

1974年から1977年にかけて録音されたもので、
CD4枚に計16曲が収められています。


ここでは収録曲について、
若干の問題を整理しておきます。

それはこのCDでは
第1番から第16番まで、
組曲に番号をふってあるのですが、

1859年に出版された
ドイツのブライトコプフ・ウント・ヘルテル社による、
ヘンデルのクラーヴィア作品集(第1集~第4集)をみると、
順番に若干の異同があり、抜けている組曲もあることがわかります。


また、ヘンデルの作品番号(HWV)は、
1978年から1986年にかけて、ドイツの学者
ベルント・バーゼルト氏が整理したものなので、

1974~1977年に収録されたこのCDに、
HWVの番号は記されておりません。


これらの点を補正した上で、
収録曲を掲げると次のとおりです。

CD-1
 組曲 第5番 ホ長調 (第1集~第5番)HWV430
 「調子の良い鍛冶屋」
 組曲 第8番 ヘ短調 (第1集~第8番)HWV433
 組曲 第6番 嬰ヘ短調(第1集~第6番)HWV431
 組曲 第7番 ト短調 (第1集~第7番)HWV432
録音:1974年頃
【CASSIOPEE 969 192】



CD-2
 組曲 第3番 ニ短調 (第1集~第3番)HWV428
 組曲 第13番 変ロ長調(第2集~第7番)HWV440
 組曲 第2番 ヘ長調 (第1集~第2番)HWV427
 組曲 第15番 ニ短調 (第3集~第1番)HWV447
 組曲 第1番 イ長調 (第1集~第1番)HWV426
録音:1975年頃
【CASSIOPEE 969 193】



CD-3
 組曲 第4番 ホ短調(第1集~第4番)HWV429
 組曲 第10番 ト長調(第2集~第3番)HWV436
 組曲 第16番 ト短調(第3集~第2番)HWV451
録音:1977年頃
【CASSIOPEE 969 208】



CD-4
 組曲 第9番 ト短調(第2集~第6番)HWV439
 組曲 第11番 ニ短調(第2集~第4番)HWV437
 組曲 第14番 ト長調(第2集~第8番)HWV441
 組曲 第12番 ホ短調(第2集~第5番)HWV438
録音:1977年頃
【CASSIOPEE 969 209】



曲順に並べなおすと次のとおりです。

 組曲 第1番(第1集~第1番)HWV426
 組曲 第2番(第1集~第2番)HWV427
 組曲 第3番(第1集~第3番)HWV428
 組曲 第4番(第1集~第4番)HWV429
 組曲 第5番(第1集~第5番)HWV430
 組曲 第6番(第1集~第6番)HWV431
 組曲 第7番(第1集~第7番)HWV432
 組曲 第8番(第1集~第8番)HWV433

 組曲 第9番(第2集~第6番)HWV439
 組曲 第10番(第2集~第3番)HWV436
 組曲 第11番(第2集~第4番)HWV437
 組曲 第12番(第2集~第5番)HWV438
 組曲 第13番(第2集~第7番)HWV440
 組曲 第14番(第2集~第8番)HWV441

 組曲 第15番(第3集~第1番)HWV447
 組曲 第16番(第3集~第2番)HWV451


第1集の全8曲はすべて収録されています。

第2集は、始めの第1・2番と、
最後の第9番が省略されています。

 組曲 変ロ長調  (第2集~第1番)HWV434
 シャコンヌ ト長調(第2集~第2番)HWV435
 シャコンヌ ト長調(第2集~第9番)HWV442

の3曲です。

このうち
第2・9番(HWV435・442)が省略されたのは、
他とは違った形式で書かれていたからでしょうか。

第1番(HWV434)を省略した理由はわかりませんが、
後にブラームスが、この曲の主題を用いて、
「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」
を作曲しています。

ハイドシェックはこのブラームスの方は
得意にして録音も行なっています。

第3集以降は、詳しく調べておりませんが、

ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社による、
ヘンデルのクラーヴィア作品集(第1集~第4集)に収録されている組曲は、
ほぼ網羅されていると言ってよいと思います。



ハイドシェックがどんな楽譜を用いたのか、
興味のあるところですが、わかりませんでした。


また現在、ヘンデルの
一番新しい校訂楽譜はどれを選ぶのが適当なのか、
これもわかりませんでした。


とりあえず、 
わかったところまで記しておきます。
次からは、CDの感想を記して行きます。



※日本ヘンデル教会
【http://www.handel-institute-japan.org/index.htm】
※ペティナ・ピアノ曲事典「ヘンデル」
【http://www.piano.or.jp/enc/composers/index/64】
※ペトルッチ楽譜ライブラリー「ヘンデル」
【http://imslp.org/wiki/Category:Handel,_George_Frideric】
を参照しました。

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