2012年1月28日土曜日

横山幸雄のショパン:ピアノ独奏曲全曲集〈2〉



プレイエルによる
ショパン・ピアノ独奏曲全曲集〈2〉

1) マズルカ風ロンド ヘ長調 作品5 (1826年)

2) ワルシャワ時代の遺作のマズルカ 計7曲
  マズルカ ニ長調 (1820年)
  マズルカ 変ロ長調 WN7 (1826年)
  マズルカ ト長調 WN8 (1826年)
  マズルカ イ短調 WN14 (1827年)
  マズルカ ハ長調 WN24 (1830年)
  マズルカ ヘ長調 WN25 (1830年)
  マズルカ ト長調 WN26 (1830年)

3) ロンド ハ長調 WN15 (1828年)

4) 4つのマズルカ 作品6 (1832年)
  第1番 嬰ヘ短調
  第2番 嬰ハ短調
  第3番 ホ長調
  第4番 変ホ短調

5) 5つのマズルカ 作品7 (1832年)
  第1番 変ロ長調
  第2番 イ短調
  第3番 ヘ短調
  第4番 変イ長調
  第5番 ハ長調

6) ロンド 変ホ長調 作品16 (1833年)

横山幸雄(ピアノ)

使用楽器:プレイエル(1910年製)
録音:2010年11月15、16日
上野学園 石橋メモリアルホール

【KICC-914】


3曲のロンドの間に、
マズルカをはさんだ構成で、
まとまりの良いプログラムです。

感傷的になり過ぎない、
しかし無表情なわけではなく、どの曲も、
その良さが素直に伝わって来る、
適度な情熱を込めた演奏でした。

苦手なはずのマズルカも、
意外に心に響く曲が多いことを再確認しました。

ロンドは恐らく
どれも初めて聴きましたが、
ふつうに楽しめました。

曲の内容に、
若書きの感じはありますが、
それでも十分にコンサートで聴いて、
楽しめるレベルだと思いました。


それとやはり
ピアノの音色がすばらしいです。

ほんの少しひなびた感じが、
ショパンの曲想にとても良く合っています。

気軽に楽しめる、
でも新たな発見も多い一枚でした。

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