2014年1月31日金曜日

ペライアのモーツァルト:ピアノ協奏曲全集 その10

アメリカのピアニスト
マレイ・ペライア(1947-)と
イギリス室内管弦楽団による

オーストリアの作曲家
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1756.1-1791.12)のピアノ協奏曲全集
10枚目を聴きました。


モーツァルト
ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491

マレイ・ペライア(ピアノ、指揮)
イギリス室内管弦楽団
録音:1984年2月16日、セント・ジョン・スミス・スクエア、ロンドン(第23番)。1975年9月12・13・15(第24番)、EMIスタジオ、ロンドン
【SONY MUSIC 88691914112】CD10


29歳の時(1785)に、
第20・21・22番の3つのピアノ協奏曲が作曲されたのに続いて、

30歳の時(1786)にも、
第23・24・25番の3つのピアノ協奏曲が作曲されました。

1786年3月に完成されたのが

第23番 イ長調 K.488
第24番 ハ短調 K.491

の2曲であり、

同年末の12月に完成されたのが

第25番 ハ長調 K.503

の1曲でした。


ペライアの演奏、
前の1枚(第21・22番)があまり印象に残らなかったので、
さすがに後半の有名曲はつらいのかな、と思ったのですが、

今回の1枚(第23・24番)で味方を改めました。

どちらもオーソドックスな演奏ではあるのですが、
曲への共感度が高いのか、

何度も繰り返し聴くまでもなく、

聴いてすぐにぴったりと心に寄り添って来て、
モーツァルトの美しさ、楽しさ、悲しさを存分に味わうことが出来ました。

特別なことをしていないので、
表現に困る面もありますが、

ふつうに聴いて、
演奏者が出しゃばることなく、
曲の美しさだけがすんなり心に入ってくるタイプの、
私には十分満足できる演奏でした。



※Wikipediaの「マレイ・ペライア」
 「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」
 「モーツァルトの楽曲一覧」
 「ピアノ協奏曲第21番(モーツァルト)」
 「ピアノ協奏曲第22番(モーツァルト)」の各項目を参照。


※作品の基本情報について、
 ピティナ・ピアノ曲事典「モーツァルト」の項目
 【http://www.piano.or.jp/enc/composers/index/73】を参照。

0 件のコメント:

コメントを投稿