2015年8月3日月曜日

シャイー&ロイヤル・コンセルトヘボウ管のマーラー:交響曲第3番(2003年録音)

イタリアの指揮者
リッカルド・シャイー(1953.2-)の指揮する

オランダのオーケストラ
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で、

オーストリアの作曲家
グスタフ・マーラー(1860.7-1911.5)の
交響曲第3番ニ短調を聴きました。


グスタフ・マーラー
交響曲第3番ニ短調

ペトラ・ラング(メゾ・ソプラノ)
プラハ交響合唱団
オランダ児童合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)

録音:2003年5月5-9日、アムステルダム、コンセルトヘボウ
【Decca 475 514-2】2004年4月発売


交響曲第3番は、

35歳の夏(1895)に第2-6楽章、
翌年に第1楽章が作曲され、8月までに完成されました。

41歳の時(1902.6)に全曲初演されました。


交響曲第2番は
35歳の冬(1894.12)に全曲初演されたので、

それほど間を置くこともなく、
第3番が作曲されていたことがわかります。


  ***

シャイー50歳の時の録音です

これもまた、
バーンスタイン、レヴァイン、MTTと同じ路線の、
まじめにじっくり進めていくタイプの演奏ですが、

これらの中では、
いちばん成功しているように感じました。


マーラーに期待したい
豊穣で濃厚な響きとは違うのですが、

機能に優れたオーケストラとともに、

あまり余分なものは足さない
普遍的な的な美しさを追求しているようで、

私の期待とは少しズレていますが、
ふつうに美しい演奏だと思いました。


問題があるとすれば
指揮者シャイーの解釈でしょうか。

ただこれは個人の感受性によるものなので、
どこが悪いとも言いにくいのですが、

個人的にはどこか微妙に違和感のある、
一風変わった印象の残るマーラーでした。


イタリア人の基質を活かして、
マーラーの普遍的な姿を描き出した演奏
なのかもしれません。

そういえば、
何でも手広くふる指揮者ですが、
シャイーさんの一番好きな、こだわりのある作曲家って誰なんでしょう。

若いころからの高い評価に比べて、
心から感動した演奏にはまだ出会ったことがありません。

見た目と比べて、
いつもそれほど熱くない
ふつうの演奏が流れていくように感じています。



全体としては、

バーンスタイン(△)<レヴァイン(△)
<トーマス(◯)<シャイー(◯)

といった感じでしょうか。

程良いレベルで大曲をうまくまとめた演奏として、
まずまず成功した録音だと思います。



※WIkipediaの「グスタフ・マーラー」「交響曲第3番(マーラー)」を参照。

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