2011年12月6日火曜日

Bruno Walter Conducts Mozart その2

ブルーノ・ワルター
(1876-9/15生 1962-2/17没)さんのモーツァルト集、
2枚目を聴きました。



モーツァルト
交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
 ※1959年12月2日録音

交響曲第39番変ホ長調K.543
 ※1960年2月20-23日録音

セレナード第13番ト長調K.525
 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 ※1958年12月17日録音

ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団
【SONY 8 86079 06832 2】CD2



ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(Wolfgang Amadeus Mozart)はドイツの作曲家。

1756年1月27日に生まれ、
1791年12月5日に亡くなっています。

35歳と10ヶ月ほどの彼の人生です。


交響曲第38番「プラハ」は、
1787年に、モーツァルト自身の指揮により、
プラハで初演されました。
31歳の作品です。

交響曲第39番は、
翌1788年に作曲されました。
32歳のときの作品です。

セレナーデ第13番
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、
交響曲第38番と同じ、1787年に作曲されました。


この1枚は、
モーツァルト31・32歳のときの作品が収められています。

ワルターさんのモーツァルト、
これだけ聴いているとそれほど気がつかないのですが、

楽譜そのままの、というよりは、
ワルターさんが主観的に読み込んで、
今一度、解釈しなおした上での演奏です。

それがこの上なく自然な印象を受けるのは、
ワルターさんとモーツァルトの相性の良さゆえでしょう。

現代オーケストラの機能を十分に生かした演奏として、
まっ先に指折るべき録音だと思います。

とくに感心したのは
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」です。

たいへん美しい作品ですが、
意外に飽きやすく、もういいや、と思いがちなのですが、
さすがワルターさん、改めて曲の良さに感銘を受けました。


1点、問題があるとすれば、音でしょう。

ステレオ初期の、あまり残響を考慮に入れない、
分離の良すぎる録音が、若干耳障りに聴こえるかもしれません。

ホールではまずこのような響きでオケは鳴らないので、
その点、注意が必要です。

でも、ワルターさんの
晩年にたどりついた結論を聴ける演奏として、
やはり外せない演奏だと思います。

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