2011年12月31日土曜日

Bruno Walter Conducts Mozart その4

ブルーノ・ワルター(1876-1962)さんの
モーツァルト(1756-1791)作品集、
4枚目を聴きました。



モーツァルト
レクイエム ニ短調 K.626

ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団

録音:1956年3月10・12日
【SONY 8 86079 06832 2】CD3


年の暮れに、
レクイエムとは、偶然ですが、
今年にふさわしいかもしれません。

モーツァルトに限らず、
ふだんあまりレクイエムを聴くことはありません。

久しぶりに聴いてみると、
ワルターさんの指揮ゆえか、
すんなり心に響いてきて、
良い曲であることを再認識しました。

惜しむらくは、モノラルで
細部が聴きとり難いことでしょうか。

それともう一つ、
これは昔から感じているのですが、
補筆完成ゆえか、とくに中間部の構成に弱さが感じられました。

あれ?
これはモーツァルトなの?
と思う瞬間がところどころあります。

ジェスマイヤー版からはじまって、
いろいろと版の問題がある曲なので、

ほかの演奏もいくつか聴いて、
私の中のベスト盤を探してみたいと思います。

ワルターさんの演奏は、
曲の良さは十分に伝わって来ましたが、
とくに音質の面で、私には今ひとつでした。

合唱曲のモノラル録音は、
よほどの演奏でないと、今は少々厳しいかもしれません。

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