2017年5月22日月曜日

バーンスタイン&ニューヨーク・フィルのマーラー:交響曲第6番《悲劇的》(1967年録音)

アメリカ合衆国の指揮者
レナード・バーンスタイン(1918.8-1990.10)が、
ニューヨーク・フィルを指揮して録音した

オーストリア帝国の作曲家
グスタフ・マーラー(1860.7-1911.5)の
交響曲第6番《悲劇的》を聴きました。

バーンスタイン48歳の時(1967年5月)の録音です


CD8
マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》

レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1967年5月2・6日、ニューヨーク、フィルハーモニー・ホール(現エイヴリー・フィッシャー・ホール)
【Sony Classical 88697943332】2012年6月発売。

第6番《悲劇的》は、
マーラー45歳の時(1906年5月)に初演された作品です

バーンスタインによるマーラーの旧全集は、
実際に聴き直してみると、
第1番から5番までは思いのほか心惹かれない、
今一つの演奏が続いていたのですが、

前回6番を飛びこえて
先に第7番を聴いてみたところ、

速めのテンポでぐいぐい突き進んでいく、
すみずみまで指揮者の意志がゆきとどいた
手に汗握る演奏で、とても感動しました。


今回一つさかのぼって
第6番《悲劇的》を聴いてみたところ、
第7番と同じタイプの、

速めのテンポでどんどん進んでいく、
バーンスタインの強い意志で貫かれた演奏でした。

どっしり構えたインバル盤と比べれば、
若干落ちつかない印象もあるのですが、

バーンスタインらしい勢いのある棒で、
全体をわかりやすく一気に聴かせてくれるので、

第7番のときと同じように、
この曲を初めて聴いたかのような、
深い感動を味わうことができました。

最初に聴くのに最適な1枚だと思いました。


バーンスタインによる
第6番《悲劇的》と第7番《夜の歌》の旧録音、
今まで注目して来なかったのですが、
バーンスタインらしさ満載の好演奏でした。

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