2014年12月23日火曜日

ロジェのドビュッシー:ピアノ名曲集(1977-79年録音)

フランスの作曲家
クロード・ドビュッシー(1862.8-1918.3)の

 ベルガマスク組曲(1890 改訂1905)
 組曲《子供の領分》(1908)
 前奏曲第1巻(1909-1910)

を、

フランスのピアニスト
パスカル・ロジェ(1951.4-)の演奏で聴きました。

ロジェ26-28歳(1977-79)の時の録音です。


ドビュッシー
1) ベルガマスク組曲(1890 改訂1905)
2) 組曲《子供の領分》(1908)
3) 前奏曲第1巻(1909-1910)

パスカル・ロジェ(ピアノ)

録音:1977年5月20-23日 ロンドン、キングズウェイ・ホール(1)、1979年9月17-20日 プリストル、セントジョージ教会(2)、1978年11月13-16日 ロンドン、ロスリン・ヒル・チャベル(3)
【UCCD-7281】2013年5月発売

ベルガマスク組曲は、
1890年から91年にかけて作曲され、
改訂の後、43歳の時(1905)に出版されました。

組曲《子供の領分》は、
1906年から8年にかけて作曲され、
45歳の時(1908.7)に出版されました。

前奏曲第1巻は、
1909年から10年にかけて作曲され、
47歳の時(1910.5)に出版されました。


  ***

ドビュッシーには前から興味はあったのですが、

日ごろドイツ音楽中心に聴いてきたからか、
いいなと思える録音になかなか出会えませんでした。

今回、
偶然購入したロジェさんの演奏、

ほどほどに切れの良いリズム感のなかに、
印象派の絵画のような淡い彩りで
美しく楽しい歌があふれていて、

何の違和感もなく、
すっとドビュッシーの音楽に入り込むことができました。

ドビュッシーの音楽は、
これまで独特の和声にばかり注目していたのですが、
リズムの切れもそれなりに重要なんだと実感しました。

まだまだ一つ一つの曲について
深く理解するところにはたどり着いていませんが、

このCDはドビュッシーを理解していく上での
良いきっかけになったと思います。

ロジェさんのドビュッシー、
この時期に選集としてCDもう1枚分録音されているので、
近々そちらも手に入れて聴いてみます。

なお最近、
改めて全集を録音されているようです。
そちらもいずれ聴くことになるでしょう。


ちなみに同じシリーズで、
ラヴェルの名曲集が出ていましたが、
こちらはどこが良いのかわからぬままでした。

ロジェさんの演奏は、
ドビュッシーと同レベルの優れたものだと思いますが、

まだ曲の聴きどころがピンと来ない感じです。


Wikipediaの「クロード・ドビュッシー」「ベルガマスク組曲」「子供の領分」「前奏曲(ドビュッシー)」を参照。

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