2014年12月28日日曜日

ミュラー=ブリュール&ケルン室内管弦楽団のバッハ:ブランデンブルク協奏曲(1999年録音)

エイベックス・クラシックスの
ベスト・オブ・クラシックスというシリーズ。

1枚500円ほどで買えるのですが、

ナクソスの少し前の録音を
安値で販売していることに気がつきました。

7年も前に発売されているので今更かもしれませんが、

近くのHMVにすべて揃っていましたので、
気になるのをいくつか聴いてみようと思います。


まず指揮者の才能に驚いたのが、

ドイツの指揮者
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(1933.6-2012.1)です。

彼の指揮する
ドイツの室内オーケストラ
ケルン室内管弦楽団の演奏で、

ドイツの作曲家
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685.3-1750.7)の
ブランデンブルク協奏曲 BWV1046-51を聴きました。

バッハ36歳の時(1721.5)に完成された作品。

ミュラー=ブリュール65歳の時(1999.3-4)の録音です。


ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番 ヘ長調 BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第5番 ヘ長調 BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第6番 ト長調 BWV1048

ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮
ケルン室内管弦楽団
録音:1999年3-4月 ケルン、ドイツ放送局スタジオ
【AVCL-25658/9】2007年12月発売

ヘンリー・ミュラー=ブリュールさんのバッハ、

ノンビブラートのザックリした軽めの明るい響きに、
速めのテンポで颯爽と駆け抜けていく快演です。

現代楽器に古楽器奏法を取り入れているようで、
ふつうと違う斬新な響きに耳を奪われました。

ただしアーノンクールほど
常識を逸脱した感じはなく、

安心して身を任せられる範囲で、
新しさを模索した演奏といえるかもしれません。

後半の3曲は、
全体的にテンポが少し早過ぎるようにも思いましたが、
その分飽きずに一気に聴き通せたことも確かです。

個人的にベストのボッセ盤には多少劣りますが、

ブランデンブルク協奏曲の魅力を十分に引き出した
名演の一つだと思います。



ヘンリー・ミュラー=ブリュールさん、
残念ながらもう亡くなられていますが、

手兵のケルン室内管弦楽団とともに、

ナクソスに、
バッハとモーツァルトとハイドンを

たくさん録音していますので、
時期をみてまとめて聴いていきたいと思います。


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